171.ホワイト企業とブラック企業

日本語の先生、のりこです! This is the Japanese Podcast. Let's Learn Japanese with Noriko and listen to Japanese every day. Instagram: @norijpteacher Email: norijp.oshaberi@gmail.com I teach Japanese on ITALKI.

皆さん、こんにちは。日本語の先生Norikoです。

今日は、ホワイト企業、ブラック企業について話してみたいと思います。

会社の内容ですね。難しい言葉が出てくるかもしれません。がんばって最後まで聞いてみましょう。

ホワイト企業とブラック企業。これは色の「ホワイト」「ブラック」からできていますが、これは日本語の言葉です。英語でホワイト企業、ブラック企業という言葉はないんですね。

では、どういう意味でしょうか。

ホワイト企業っていうのは、ま、他の言葉で言ったら「優良(ゆうりょう)な企業・会社」。

労働条件を全て満たしていて、ま、会社員の人、働いている人が、働きやすい、ま、いい会社のことですね。

え、でも、それとは反対なのが、ブラック企業です。例えば、残業が多い。残業代も出ない。働いている条件が、労働条件が悪いっていうのが、ブラック企業ということなんですね。

え、学生が就職活動をするときに、やっぱりホワイト企業に就職したいですよね。ブラック企業には入りたくない。入ったら苦労するのがわかっている。ですから、就職活動してる学生の人は、みんな必死なんですね。ホワイト企業に就職したい。

日本には、大きな会社、大企業、と呼ばれる規模の大きい会社と、中小企業と呼ばれる、ま、規模の小さい会社のタイプがあります。それぞれ異なる経営方針をもっているので、労働条件も、大企業、中小企業によって変わってきます。

最近は、日本の政府が「働き方改革」というのを進めています。例えば、残業代をもっときちんと出しましょう。残業の時間、これ以上はできないように法律で決めましょう、みたいな働き方改革が進んでいるので、いろいろな企業が労働条件の改善をしています。でもまだホワイト企業、ブラック企業、2つに分かれるんですね。

それでは、もう少し、いろいろネットで調べてみました。

ホワイト企業の特徴をいくつかあげたいと思います。

まず1番は、福利厚生が手厚い。福利厚生っていうのは、いろいろな手当ですね。給料以外の手当、ベネフィットがとてもたくさんあっていいと言うことです。これが福利厚生が手厚い。

2つ目は、離職率(りしょくりつ)が低い。これはですね、その会社に入って、うわ!この会社最悪、もうすぐ辞める、というような人が少ないということですね。働きやすい、労働条件が良いわけですから、この会社に入れば長く勤める人が多いわけです。ですから、離職率が低いということです。

3番目のポイントは、女性が働きやすい環境がある。これもホワイト企業でとても大切なポイントになっているようです。以前、私のエピソードでも話しましたね。え、日本の女性で、キャリアウーマンの人は、なかなか、ね、家事もある、子供の世話もある、家のこともしなきゃいけない、でも仕事もしなきゃいけない。とても大変です。

ホワイト企業はそういう働く女性や、ワーママ、ワーキングマザーをサポートしている。そういう環境がある会社ということですね。

もう一つは、ワークライフバランスを大切にしている会社。うん、ですから残業が少ない、ね、定時でなるべく帰って、ね、あとはプライベートの時間を楽しみなさいよということをサポートしてくれる会社。これがホワイト企業と考えられているようです。

さて、反対のブラック企業。この特徴は、もうさっきのホワイト企業、企業と全く逆になるわけですね。

絶対1番よく聞くのが、残業時間が多い。とても多い。めちゃくちゃ多いのがブラック企業になります。

そして、休日が少ない。そんな会社、まだあるのかなぁ。ね、お休みの日が少ない。

あとパワハラがある。パワーハラスメントですね、がある会社。

あとは、社員のスキルとかキャリアプランをサポートしない。そんな会社もブラック企業と考えられているようですね。

例えばホワイト企業だったら、ね、いろいろな研修やトレーニングを積極的に会社員・社員の人に提供して、もっと自分のスキルをアップしましょうね。そしてキャリアアップを目指しましょう。そういうことができるのがホワイト企業なんですけれども、そういうことをサポートしない、お金も出さない。それがブラック企業のようです。

そして最後のポイントは、社員の声を聞かないということですね。え、これも逆に考えてみましょう。

ホワイト企業だったら、社員のいろいろなリクエストを聞いて、なるべく答えます。会社の雰囲気や労働条件を改善しようとする。ね、そして働きやすい環境を作ってあげようとする。これがホワイト企業なんですけれども、ブラック企業の場合は、社員の声を無視するわけですね。

うーん、そして、ま、会社の利益だけ考えるのかもしれない。社員のモチベーションとか、職場の環境は、ま、どうでもいい。そういう感じの雰囲気になっていくのが、ブラック企業のようですね。

このホワイト企業、ブラック企業っていうのは、とても面白い考え方じゃないですか。

もし皆さんが将来日本で働きたい、日本の会社で働きたいと思っているなら、まぁ、ぜひホワイト企業に就職できるように、がんばってみてください。

え、いろいろネットで記事を読んでみると、ブラック企業に勤める人は、やっぱりすぐ会社を辞めてしまう。ストレスでメンタル的に健康じゃなくなってしまう。そんな人が多いようです。これはとても悲しいことですね。

そして働き方改革が進んで、もっともっとホワイト企業が日本に増えるといいなと思いました。

はいそれではね、今日は本当にとても難しい言葉がたくさん出てきましたが、単語のリストを載せておきますので、ぜひチェックしてみてください。え、ホワイト企業、ブラック企業について話しました。

また明日。

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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