315. さくらももこ「あのころ」を読んで

Hello, My name is Noriko, a fully qualified Japanese teacher. This is a Japanese podcast for Japanese learners. ------------ 🤩Become my patron & support my activities on Patreon. You can get bonus tracks monthly! Also, Join Podcast Conversation Club as a VIP member on Patreon.

皆さん、こんにちは。日本語の先生、のりこです。


今ね、散歩から帰ってきたところですね。今日はレッスンがたくさんあって、散歩に行けるかなと思ったんですが、ちょっとレッスンとレッスンの間の30分を使って、簡単に短い距離で歩いて来ました。ま、近くの公園を歩いただけなんですが、はい、いい運動になりましたね。


今日は歩きながら、Blackpinkの曲を聞いていました。ブラックピンクが大好きですから、ブラックピンク、皆さん、K-Popです。韓国の女性のグループなんですけれども、その人たちの曲を聞きながら、かなり速いスピードで、てくてく、てくてく歩いて帰ってきました。うん、気持ちよかったですね。


さて、今日は先日私が読み終えた日本語の本ですね、エッセイについて話します。本のタイトルは「あのころ」。「あのころ」。作者は、さくらももこさんです。「さくらももこさん」は、皆さん知ってるかな、有名なマンガとアニメ、「ちびまる子ちゃん」を書いた人です。「ちびまる子ちゃん」を作ったさくらももこさんのエッセイ。内容はさくらももこさんが小学生だった時について話されています。書かれています。


「ちびまる子ちゃん」とまったく同じなんですよね。「ちびまる子ちゃん」を見ているような感じで、このエッセイを読むことができました。とても面白かったです。皆さんにお勧めですね。でも、やっぱりレベルは、JLPTのN2、N1レベルですよね。でも、日本語の本を読みたい人、小説は難しいと思っている人は、エッセイはいいかもしれません。


まず、一つお勧めするポイントは、たくさん短いエッセイ、ストーリーがあるんですね。ですから、一つのエピソードがとても短いので、読みやすかったです。


あとは、小学生の時のお話ですから、宿題の話だったり、お母さんとの喧嘩の話だったり、兄弟げんか、お姉ちゃんとこのさくらももこさんとの喧嘩の話だったり、「あ、こんなことあったよね」とか、「分かる分かる」というようなストーリーがたくさん出てくるんですね。本当に面白いですよ。


さて、私が一つ、印象深かった話について説明したいと思います。それは「夏休みの宿題」。「夏休みの宿題」。


皆さんの国で小学生の時、夏休み、宿題がありますか。日本ってね、本当に夏休み宿題がたくさんあるんだよね。「休みなんじゃないの」みたいな。「休ませてよ」って思うぐらい夏休みの宿題が多くて大変なんです。


「ちびまる子ちゃん」も宿題ではいつも苦労していたし、この作者のさくらももこさんもそうだったんですよね。一つは日記。日記をずっとつけなければいけない。これってね。日記を書く習慣がなかったり、ま、苦手、私のようなね、日記を書くのが苦手な人には、とんでもない宿題です。夏休み、最初から終わりまで毎日日記をつける。


そして、さくらももこさんは、サボってしまったんですね、もちろん。毎日つけることができなかったから、一週間分とか、10日分たまってしまって、いよいよもう夏休みが終わりだという時に、慌てて、「や~、書かなきゃいけない、日記を」。そして、一生懸命夏休み何があったか思い出しながら、日記を書くというエピソードがあるんです。


私は全く同じでした。本当に。他の宿題は結構簡単にやった、計算ドリルとか漢字ドリルとか。結構すぐにできた。でも、日記だけは毎日書くことできなくて、やっぱり一週間分まとめて適当に嘘を書く。そんなことをやっていた小学生だったんです。ですから、「なつかしいわ、こんなことあったあった」、そう思いながら読んだこの「あのころ」というエッセイでした。


この後ですね、その「夏休みの宿題」のエピソードの最初の部分だけ、最初の部分だけ朗読していますので、ぜひ聞いてみてください。そして、興味があって、もっと読みたいと思った方は、さくらももこさんの「あのころ」を読んでみてはどうでしょうか。


今年はね、結構ブックレビューをやっていますね。と言っても、これはまだ3冊目だと思うんだけど、意外とフィードバックが多いんです。こんなに嬉しいことはないですね。あの、本だから、ま、日本語の本だし、難しいし、え~、みんなからあまり受け入れられないかなと思っていたんだけれども、案外ね、本のことについて話すと、たくさんのフィードバックをもらえるんです。


そして、たくさんの人が「私も買って読み始めました」とか「昔読んだことあるんです」とか「英語で翻訳されたバージョン読みましたよ」とか、いろいろなコメントをもらうので、これからも、ま、もし私が日本語の本を読んだら、それについて感想をね、話していきたいなと思っています。


ということで、今日はここまで。じゃ、その後は「夏休みの宿題」の最初の部分の朗読を聞いてみてください。


夏休みに宿題があるというのは、子供に夏休みを休むなっと言っているようなものだ。つまり、休むのはあくまでも学校であり、子供が休むのではない。スーパーがお休みでも、主婦が休みでないのと似ている。


せっかく夏の太陽の下で元気に遊んでいても、宿題のことがちらりと胸をかすめると、非常に不愉快になる。特に、日記などのように毎日しなければならないものがあると、気分はますます低空飛行気味になる。


私が小学校3年生の時のクラスでは、一年間日記を毎日必ず書かなければならないという大変な決まりがあり、これは夏休みも当然、毎日続けなければならない課題であった。


学校に行く日は仕方がないので、毎日書いていたが、休みになるとすぐに怠けた。普段の土日でさえ、土曜日の分を日曜日の夜に慌てて、二日分まとめて書くという有り様だったので、夏休みのような大型連休に入ると、日記は瞬く間に、10日分や20日分ぐらい簡単にたまっていった。


日記がたまってゆくのを、毎日忘れていたわけではない。毎日、今日も日記を怠けてしまったなと心が重くなるのを感じているのである。しかし、怠けてしまう。たまってゆく日記の量が、一日ずつ増えてゆくたびに、心の重さも増してゆく。それでも、怠け続け、ぎりぎりまで、重たい心を引きずりながら怠けるのだ。


Special Thanks go to Maria トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!


Join my Patreon to get bonus tracks & videos. 

https://www.patreon.com/japanesewithnoriko

Buy Me a Coffee at ko-fi.com
Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

Previous
Previous

316. 昭和、平成、令和、元号(げんごう)について

Next
Next

314. YouTubeライブをしてみた