79. 上級へのとびら10:迷信について

日本語の先生、のりこです! This is the Japanese Podcast. Let's Learn Japanese with Noriko and listen to Japanese every day. Instagram:https://www.instagram.com/norijpteacher/ Email: norijp.oshaberi@gmail.com I teach Japanese on ITALKI.

皆さんこんにちは、日本語の先生のりこです。


今日は教科書のシリーズ、上級へのとびら10回目です。このシリーズは中級の日本語の教科書、上級へのとびらの中から、トピックを取り上げ、それについて話すシリーズです。


今日は第6話、第6話のテーマは日本人と宗教についての話です。ま、宗教、とても深いトピックにはなるんですけれども。その中で迷信について話しましょう。迷信、Superstitionですね、皆さんが住んでいる国にもおそらく迷信、古くからの言い伝えがあると思います。日本にもたくさんあるんだね。私は、迷信、全然信じていません。たくさん、ばかばかしいものがたくさんあります。でもいろいろ調べるとそれは何らかの理由があって、そして古くから言われているものなんですね。それでは、今日は日本でよく言われる迷信、いくつか取り上げて話してみたいと思います。


一つ目は、夜に爪を切ると親の死に目に会えない。夜に爪を切ると親の死に目に会えないという言い伝え・迷信です。夜に爪を切る、爪を切る。親が死ぬ場面に立ち会えない。これは、ま、親よりも自分が早く死んでしまって、親に迷惑をかけ、実際に親が死ぬ時に自分がいないという迷信だそうです。ま、私は信じません、もちろん皆さんも信じないと思うけど、ま、変な迷信だね。


そして、次ですね。霊柩車を見たら親指を隠す。霊柩車を見たら親指を隠す。霊柩車っていうのは亡くなった人を運ぶ、特別な車なんです。霊柩車を提供する、ま、会社、サービスがあって、人が亡くなって、お葬式をする時にその霊柩車を使います。そして霊柩車を街で、道で見かけたら、親指を隠しなさいという迷信なんです。これは死んだ人の魂、Soulですね、魂が親指の爪から自分の体の中に入ってくるという言い伝えがあるそうです。ね、ちょっと怖いですね、変ですね。


あと、次もよく聞か、うん、言われる、聞く迷信です。北枕は縁起が悪い、北枕は縁起が悪い。寝る時ですね,北Northに枕をおいて、自分の頭が北の方に向いていると何か悪いことが起こるという迷信なんです。北枕。これも古くからですね、お葬式の時、人が亡くなって、お葬式をする時に死んだ人の亡くなった人の頭を北に向けて寝かせていたそうなんですね。ですから生きている人間私たちが北側に枕をおいて、頭を北に向けて寝るというのは、ま、悪い、縁起が悪い、何か変なことが起こるという迷信になります。


それでは次は、耳たぶが大きいと金持ちになる。耳たぶが大きいと金持ちになる。耳たぶというのは耳、耳、分かりますか、Earですね、耳の外に出ている、耳の下の方ね。耳の穴の手前に皮膚、大きい皮膚の部分があります。たぶ、耳たぶ、これが大きい人はお金持ちになるって言うんですね。これね、私の母、ま、冗談だったのか信じていたのかよく言っていました。これもちゃんと理由そう言われる理由があって、七福神と言う神様、七にの神様がいるんですね。七福神その中の一人が大きな耳たぶをもっているんです。大きな耳たぶをもっている七福神、七人の神様の一人は大黒天、大黒天様っていうんですけれども、この神様は肩に大きな袋を背負って右手にね、小槌、小槌という、なんて説明したらいいだろう。小さいね、ハンマーみたいなものなんですけれども、この小槌、小さいハンマーを振ったら、何かいいものが出てくる。お金が出てくるとか、そういうことが考えられているんですね。ですからこの大きな耳たぶを持った、大黒天様と関連させて、耳たぶが大きい人は金持ちになるという迷信です。耳たぶが大きいことを福耳、福耳とも言われます。福、Luckです、まLuck が来る耳、福耳。私はもちろんこれは信じないですけれども、実は私の耳たぶはとても小さい、とても小さいです。


そして最後に、縁起の悪い、縁起が悪いっていうと、Luckがないよ。Unluck が来るよ、なにか悪いことが起こるよ、縁起が悪い。数字について話します。縁起の悪い数字。聞いたことがあると思うけれども、日本では4と9。№4、№9ですね。4と9は悪い数字だと言われています。漢字を勉強した人は分かると思います。4はしとも読みますね。いち、に、さん、し、しとも読みます。そして、しは死ぬという漢字があります。9はくとも読みます。く、このくはSuffering という漢字、苦しむという漢字のイメージになるわけです。ですから4と9は縁起の悪い数字とよく言われています。


ですから、ホテルの部屋の番号とか、病院の病室の番号で、4や9、し、くという数字を使わないというところもあります。どうでしょうか、ね、迷信、本当に変なものがたくさんあります。今の日本の若者は、きっと信じていないはずです。私も全然信じていません、でも最初に言ったように、こういう迷信ができるのは歴史的な背景や、なんらかの理由が昔々あったんだね。


皆さんの国の面白いユニークな迷信について私に是非教えてください。それでは今日は教科書のシリーズ10回目、上級へのとびらの中から迷信について話しました。それではまた明日。




1.夜(よる)に爪(つめ)を切(き)ると親(おや)の死(し)に目(め)に会(あ)えない

 

2. 霊柩車(れいきゅうしゃ)を見(み)たら親指(おやゆび)を隠(かく)す

 

3. 北枕(きたまくら)は縁起(えんぎ)が悪(わる)い

 

4. 耳(みみ)たぶが大(おお)きいと金持(かねも)ちになる

 

5. 4(死)と9(苦)は縁起(えんぎ)が悪(わる)い

 

Vocabulary :

 

宗教(しゅうきょう)religion

迷信(めいしん)superstition 

言い伝え(いいつたえ)tradition, legend 

爪(つめ)nail, claw

立ち会う(たちあう)be matched against (sport), be witness to

葬式(そうしき)funeral

霊柩車(れいきゅうしゃ)hearse

魂(たましい)soul 

枕(まくら)pillow

縁起が悪い(えんぎがわるい)of bad omen, fortune 

七福神(しちふくじん)Seven gods of fortune 

大黒天(だいこくてん)God of wealth 

肩(かた)shoulder 

背負う(せおう)be burdened with, carry

小槌(こづち)small mallet, gavel

福耳(ふくみみ)Big earlobes like Buddha

背景(はいけい)background
Special Thanks go to Donna. トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

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Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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