129.留学後の夢は?

皆さん、こんにちは、日本語の先生のりこです。今日は私のプライベートレッスンの生徒さんの話ですね。



とてもめでたい話なので、ここでシェアさせていただきたいし、おめでとうと言いたいんです。この生徒さんは最近JLPTの N2に合格した生徒さんなんですね、私とはJPLTの勉強は全然していませんでした、彼女がほとんど独学で、一生懸命コツコツコツコツ勉強して N2合格に至ったわけですね。



そして私とのレッスンは会話の練習、自分で文法や語彙は勉強できるから、でも会話の練習を私としたいということで、もう長い間会話の練習をしてきたんです。本当に会話が上手な生徒さん、あらゆるトピックにも対応できる、会話能力が高い生徒さん、で、私の自慢の生徒さんでもあるんですが、彼女は先日日本語学校、ま、日本にある、ごめんなさい、もう一度、日本にある日本語学校に留学したくて、その学校の面接をオンラインで受けました。そして見事合格したんです。このニュースを教えてくれて、私は、本当に嬉しかった。この生徒さんは、実際に日本に行くのは、留学できるのは来年なんですけれども、合格という知らせを受け取った。私にもシェアしてくれたんですね。おめでとうございます。



あの、その面接の話をちょっとしたいんです。その生徒さんはもちろん願書を送っていて願書の中にどうしてこの日本語学校に留学したいのか、志望動機とか、日本に留学したい理由なんかはそこに書いていたそうなんですね。ですから面接官の方にその内容について質問されると思っていた、ということなんですが、実際の面接ではほとんどそんなことが聞かれなくて、意外な質問をされてちょっと戸惑ったと言っていました。



その生徒さんが予想していなかった質問が二つ出てきたんですね。その質問は一つ、留学を終わった後の話、留学後の夢、将来の夢について話してくださいということだったんですね、ま、どうして、日本に行きたいか、日本で留学中何をしたいかということはよく聞かれると思うんですけれども、その先、長期的な夢、プランについて細かく聞かれたと言うことだったんです。



皆さん、皆さんには人生の長期的プランがありますか。留学を考えている皆さん、留学の先ですね、学校を無事に卒業できた後の夢、目標がありますか、ないよりあった方がいいということでしょね。はい、ま、その生徒さんはちゃんと夢があります。なので、その夢について日本語で説明できたそうです。



そして、もう一つ、意外だった質問、それは好きな日本語の言葉や、フレーズは何ですかという質問でした。皆さんとっさにその質問に答えることができますか。これは意外と準備をしてなかったら、難しいかもしれません。え?どんな日本語が好き?



私はね、実は、単純です、本当に単純で、全然難しい言葉じゃない、「いただきます」と「ごちそうさま」これがとても好きです。これはとても日本っぽいし、料理を作ってくれた人への感謝の気持ちが溢れるフレーズだと思っているんですね、なので、いただきます、ごちそうさまでした。これは本当にいい、言うのも気持ちがいいし、言われた方もすごく気持ちがいいフレーズだと思っています。なので、私が好きなフレーズは、「いただきます」、「ごちそうさまでした」



この生徒さんはね、一瞬そう聞かれて戸惑ったそうです、え?なんて答えよう、ちょっと考えたそうなんです。何かかっこいい、何か四文字熟語とか、ことわざを言わないといけないかな、ね、ちょっと焦ったけれども、落ち着いて考えて、生徒さんが答えた言葉は「木漏れ日」、「木漏れ日」、皆さんこれは自分で、辞書で、意味を調べてみてください。これは英語訳にはできない言葉だそうです。英語にはない表現、日本らしい表現、木漏れ日、この響きも美しいし、漢字も綺麗だし、意味もすばしい。「木漏れ日が自分の好きな言葉です」と生徒さんは答えたそうです。



皆さんは好きな日本語の言葉、フレーズありますか。あの、留学やっぱり面接があるんですよね、就職するにも面接があります。ま、私は日本ではなくて、今、イギリスに住んでいて、イギリスの会社で働いた経験があります。なので、イギリスで、英語で履歴書を書いて、そして仕事にApplyして、申し込んで、そして面接を受けた経験がたくさんあるんですね。



最初は本当にボロボロでした、もう絶対落ちた、全然うまく答えられなかった。もちろん英語の問題もあったし、どのように自分の意見を、堂々と自信を持って話すか、これは自分の自信のなさもあったんですけれども、最初はたくさん面接に失敗した、うん、ま、失敗した。つまり合格しなかった。落ちたということですね。その仕事のオファーをもらえなかった経験がたくさんあります。本当に、そして、経験ですよ。何度も何度もつまずいてインターネットで、どうやって答えたらいいか、調べて練習して、旦那さんや友達に練習を付き合ってもらって、少しずつうまく答えられるようになって、そして仕事をもらえた、オファーしてもらえた。そのような経験があります。



日本語の面接も同じですね。多分皆さんは練習しなきゃいけないし、準備をしなければいけない、最初はうまくできない、当然だと思います。はい、なので、人生においてはいろいろな面接を受ける、質問を受ける場面がありますよね、うん、で、その中には準備していなかった質問にも答えなければいけないという場面が出てきます。



ただね、インターネットの世界で、検索すれば、よくある質問、面接でよく聞かれる質問はありますよね、なので、少なくとも、そういうよく聞かれる質問はインターネットで、調べて、答えを準備して、そして、心の準備ができると思います。



はい、もう一度改めてこの生徒さんに、合格おめでとうと言いたいですね、ま、まだまだ本当に来年の話ですけれども、こうやって私の生徒さんがまた少し一歩夢に近づいて、そして自分の夢が実現できる、この生徒さんの場合はまず留学、その後は、さらに次の夢、少しずつ前に進んでいる話を聞くのが、本当に先生として嬉しいでで。皆さんも夢がありますよね、日本に行きたい。行けますよ。本当にいつか夢は叶うと思っています。なので諦めないで、今日も日本語の勉強を頑張ってください。それでは、今日は以上です。


Special Thanks go to Tinh, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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