168.日本は「おひとりさま」を許してもらえる

皆さん、こんにちは、日本語の先生のりこです。今日は日本の文化、考え方、「おひとり様」について話していきたいと思うんですね。私は去年12月、3週間日本に帰っていました。久しぶりの里帰り、東京と岡山で過ごしました。とても楽しかったけど、この旅行中、日本っていいな、素晴らしいなって思ったこともあれば、いや、これはちょっと違うんじゃないかな、いやだなって思ったこともありました。それぞれいい面と悪い面をあらためて感じさせてもらえた旅行だったんですが、私の旅行については、ExtraおまけのPodcastでよく話しているので、そちらで、聞いてくれたらなと思います。



いやな面もたくさん気づいたんだけれども、でも、いい面もたくさんあります。本当に日本は素晴らしい国だと思います。そのうちの一つ、私今までのPodcastで言い忘れていたことに気付きました。それがおひとり様のコンセプトです。日本は集団社会の割には、一人で行動することをとても、ま、よしとされてる、認められている環境が多いと思います。おひとりで、シングルで、または、パートナーがいても、一人で行動する、それが許される。または一人をターゲットにしたおひとり様をターゲットとしたサービスとか、レストランとか、そういうものが多いと思いました。



皆さんも想像できると思いますが、私が住んでいるイギリスはまったく違います。ね、私は結婚していて、パートナーがいて、でも、子どもがいません。それぞれ経済的に独立していて、仕事もやっています。何かあれば、夫婦で行動するっていうのは結婚してから学びました。私の旦那さんの国ペルーでは、夫婦で、結婚すれば、夫婦で、行動するのが当然だと、でも私は、実はちょっと違う考えを持っています。たとえパートナーがいたとしても、一人の時間がすごく大切です。今でもです。



もちろん、旅行に行くのは旦那さんと一緒に行った方が楽しいし、できれば、旦那さんを連れて美味しいレストランに行きたいし、だから、先日、ま、先日じゃないですね、12月に東京で、はるか先生に会った時にですね、一人で行かずに旦那さんを連れて行きました。はるか先生には、申し訳なかったんですが、旦那さんを連れて行って、はるか先生と私と旦那さん3人で、食事をしたんですね。それはそれで楽しい、いいんですけれども、でも私は心の中で、結婚していても、どんな状況でも一人の時間を楽しみたい。一人の時間がほしいといつも思っています。日本はそれが許される環境があると思います。



うん、本当に。例えば、結婚したころですね、私の旦那さんは大学で働いているんですが、ま、大学で、時々、同僚のみなさんとレストランで食事会とか、クリスマス会とか、ありますね。旦那さんはそれぞれいちいち私を誘いました。私も行かなきゃいけないんだと思って行ってたんですけど、どうも楽しめない、ね、だって旦那さんの職場の集まりだから、仕事の話をしたって、私には全然興味がないし、楽しくないし、なので、自然と行かなくなりました。今では、旦那さん、私をもう誘いません。私の理由は、「いや、旦那さん、楽しんできて、私のこと気にしないで」、でも、私はその分、その時間、一人で、家でゆっくりしたいから。



皆さんにはそんな考え方がありますか、後、先日私の生徒さんと話をしていました。その生徒さんは去年日本に一人旅をした時にカラオケボックスに一人で行って、一人でカラオケを楽しんできたと言いました。そうなんです。日本では、一人で、映画館に行く、映画を見る。一人で旅行に行く、一人で高級ホテルに泊まる。一人旅をする。一人でカラオケに行く、一人で焼肉屋に行く、一人でラーメン屋に行く、そんなことは至って当たり前です。




はい、なので、おひとり様という言葉があるんですよね。例えば皆さん、レストランに一人で行ってみてください。日本で、日本でです。「お客様、いらっしゃいませ、おひとり様ですか、おひとりですか」と聞かれることが多いと思います。そうなんですよね。するとおひとり様専用の席があったりして、そこに案内されることがあります。ま、結婚はとてもいいことです。私もパートナーがいることで、私が気持ちが精神的に安定している、幸せな生活を送れています。でも、一人行動、すごく大切だと私は思うんだけれども、でもそうじゃないと思う社会も、文化もあるということですね。



私がもし北アイルランドのアイルランドのアイルランド人の友達に今度一人で、例えばですね、一人で、韓国に行く、一ヶ月くらい、韓国で、ちょっと韓国語を勉強してくるんだって言ったとしたら、そのお友達はもしかしたら、「え、なんで、一人で行くの」と思うかもしれません。



実際に経験しました。私は結婚して、何年目だったかな、まだ、会社員をしている時に、転職をして、一年間だけ、ロンドンの会社で、マーケティングの会社で働いたことがあります。単身赴任で一人で、ロンドンに行きました。なので、その一年間は旦那さんはベルファストで、私はロンドンで、それぞれ暮らしていて、それぞれアパートを借りていて、そして週末ベルファストに戻ってきたり、旦那さんがロンドンに来たりという行ったり来たりの生活を送っていたんですね。



私たちは大変だったけど、とても楽しかった。あの時間はとても貴重な時間になりました。でも、まわりの人や旦那さんの家族は、どうしてのりこは、旦那さんをおいて一人でロンドンに行くのか、多分理解をしていなかったと思います。なので、その仕事をやめてベルファストに帰って来た時に、私のちょっと年配のアイルランド人の友達は私にこう言いました。「やっぱり夫婦は一緒にいなきゃね」



うん、それはそう思います。ね、夫婦だからこそ一緒の時間を過ごさなきゃいけないっていうのはわかるけど、私は日本人だからこそ、いや、いや、自分の仕事も大切で、単身赴任っていう形も、多分普通にあっても良いんじゃないかと、そういうことでもお互いの信頼関係があれば、人間関係ができていれば、うまく夫婦関係が成り立つんじゃないかと、私は日本人なので、そう思っています。皆さんはどう思いますか?



はい、なので、日本では会社のイベントとか飲み会とか忘年会とかね、夫婦で一緒に参加することはほとんどないと思いますね。皆一人で参加している。はい、そういう文化があります。なので、ある記事ではおひとり様天国、はい、おひとり様が許される国、日本と書いてありました。私はそれはとてもいいなと思っています。



はい、実は私の夢はさっきちょっと言ったけど、ま、韓国に行って、長い時間、ま、1ヶ月ぐらい過ごしたい。ね、でも旦那さんは仕事があるから一緒に行けないと言います。いやいや来なくてもいいよ。私一人で行くからって言うと、旦那さんはとても怒る、すねる、えー、僕も一緒に行きたい、ま、一緒に連れて行きたいけれども、でも、私はそういうの、一人でやってもいいじゃないかなと思っています。皆さんの意見を聞かせてください。日本はおひとり様を許してもらえる文化があるという話をしてみました。それでは今日は以上です。またね。

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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