44.やっぱりBelfastのタクシー運転手はおしゃべりだった

皆さんこんにちは。日本語の先生のりこです。



私はずいぶん昔のエピソード、シーズン1の、本当に最初の方のエピソードだったと思うんだけれども、私が住んでいる北アイルランドのベルファストのタクシードライバーはとてもよく話す、おしゃべりだよっていう話をしたと思うんです。覚えていますか。今日もその話をしたいと思います。



先日ね、タクシーを乗る機会がありました。その日私は病院の予約があって、普通ならバスに乗って行くんだけれども、雨が降っていた。バス停まで歩いて行くのが大変だったので、タクシーを呼んだんです。はい。そして、タクシーでバス停、バス停じゃない、あの、病院まで行ったんですね。



その時に、はい、このタクシードライバーさんはとってもよく喋ったんですよ。私は、何も話してないのに、彼から話しかけてきたんですね。最初に彼が言ったのは「寒くなってきたね」、「もう冬だね」という話でした。やっぱり季節の話ですよね。そしてその後にですね、彼は言ったんです。こう言ったんです。「仕事、今日久しぶりにやるんだ。4週間休んでたんだよ」。私は聞きました。「えっ、ホリデーだったんですか」。彼は言いました。「いやいや、コロナだったんです。コロナにかかって4週間仕事ができなかったんだ」。私はものすごくショックでした。「えー!」。



私の身の回りにコロナになった人は実はまだいません。ラッキーですね。でも、このタクシードライバーは最近までコロナだったんですね。そして、結構ひどくて入院しなければいけない状態にまでなって、もう何も食べられなくって、病院でずっと寝たきりで、体重がものすごく落ちて、友達からは、「もうこいつは死ぬんじゃないか」と思われたぐらい重症だった、という話を私にずっとずっとしてくれたんです。いや、怖いですよね。笑うことできませんでしたよ。「えー?」って、「まじですか」。



その人はね、ワクチンもしていたんですよ。ね。奥さんもコロナになったそうなんですけれど、奥さんの症状はぜんぜん軽くて大丈夫で、すぐに治ったそうです。でも、この方はひどい状態になって病院に行かなきゃいけなかった。入院もしなければいけなかったそうなんです。



いや、ワクチンを受けててもそんなことがあるんだから、私はちょっとショックでした。怖かったですね。いやー、こんなことがあるんですね。私が乗ったタクシーのドライバーがそう話してくれました。



そしてね、彼は言ったんです。こういう、ま、「状況は悪いです。イギリスの状況はやっぱり冬になってコロナの感染者数がまた増えて、ね、悪くなってる。でも、ロックダウンの状況に戻りたくない」。彼はそう言いました。「ロックダウンの状況になったら嫌だ。もうあれは十分だ。だから、僕たちはコロナと一緒に生きていかなきゃいけない。そうなると、僕のようにコロナになってしまうこともある。でも、それはしかたがない。それは、そうなった時に、病院に行くしかない。治るのを待つしかない。コロナはまだ近くにある」。そんな話をものすごい勢いで熱く語ってくれたんですよ。やっぱりベルファストのタクシードライバーはおしゃべりでした。



そして、病院に着いて降りるときにね、あの、「気を付けてね」と私に、あの、あなたがね、私がですよ。「コロナにならないことを祈ってます、Fingers crossed」と言われたんです。



いやー、なんかめっちゃ怖くなりました。まね、私もほとんど出かけることはないけれども、最近レストランにも行ってみたし、週末時々カフェにも行くし、ね。あの、出かけることはありますよ。ずっとずっと24時間家にいるわけじゃない。ま、仕方がないことですよね。あの、コロナの時代はいつまで続くんでしょうか。そしてね、私は4週間も仕事ができなくて、久しぶりに仕事に復帰して、やっぱりタクシードライバーという仕事が好きで、ね。あの、今日はとても楽しい、いい気持ちがする。ね、って言ってくれたあのタクシードライバーのことを今考えながら話しています。元気になって良かったな。4週間ですよ。闘病生活が4週間。4週間も仕事ができなかった。いやー、彼が無事に、元気になって良かったなーって思ったんです。



はい、今日はここまでです。


Special Thanks go to Maria, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

Previous
Previous

45.フルマラソンに挑戦した生徒さんの話

Next
Next

43.地球温暖化、個人レベルでできること