Season 3-100 Noriko's Philosophy Playground 3 完全な自由は可能なのか?

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みなさん、こんにちは。日本語のポッドキャストJapanese With Noriko、今日もビデオポッドキャストでやっていきたいと思います。今日は2025年1月10日金曜日です。うわー、1月ももう一週目、終わりましたよ、疲れた。


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今週ね、めっちゃ仕事しました。やばい。このペースで1年間、多分、続けられない。ああ、どうして私はいつもこんなに始まりだけ頑張ってしまうのか、「Noriko 抑えて、頑張りすぎないで」と言いたいですけど、皆さんご存知のように新しく初めたこのNeurolanguage Coaching のセッションも始まったりね、アウトプットチャレンジでフィードバックをお返ししたり、1月、2月マジで忙しいけど、楽しいですね。やっぱりこういうことが私のパッションなんでしょうね。


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はい。はい、そして、今日ポッドキャストを録音しようと決めて、これで週末に入ります。はい。週末。終わりの最後にこれを録音して、パソコンをオフにしたいと思っていますね。はい、寒いですよ。外は寒くって珍しくマイナス1度ぐらいですね。


01:17 

雪は今日はありません。そんな寒い中、今朝ピラティスのスタジオに行ってきました。でもさ、これも寒いからちょっとね、嫌だなと思った。出かけたくない、寒い。でも頑張ってピラティスのスタジオに行って、体を動かして、ね、行ってよかったです。


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はい。行くまでがやっぱり大変なんだよね。こんな寒い日は。でも何とかルーティンをこなすことができました。今日のトピックは、皆さんお待ちかねかな。はい。Philosophy Playground、夫が12月に行ってきた哲学クラブでの質問を皆さんにシェアしていきたいと思います。


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今日のトピックは自由、自由とは何か。まずは皆さんに質問しますね。これは夫が仕入れてきた質問をそのまま日本語で皆さんにお伝えします。まずはこのような社会がある、社会、このような社会があると想像してください。その社会とはみんなが好きなことをしてもいい社会です。


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法律ありません。ルールありません。どんなことをしても、誰からも文句を言われないんです。そんな社会はないけど、想像してください。そんな社会があるとして。はい。じゃ、そんな社会では何が起きると思いますか。無秩序で、犯罪を犯して、とんでもない社会になると思いますか。


02:52 

それともそんな社会ではみんなが幸せなんでしょうか?どっちが、どっちになると思いますか。喧嘩とか問題とか犯罪が増えるでしょうか?それともみんな好きなことができて、誰にも文句を言われないからみんな幸せなんでしょうか?そして、その次の質問、自由とはどういうことなのか。


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何でもできることが自由なんでしょうか?深いですね。私ちょっとそれを聞いたときに考えさせられたんですね、また。何か私は単純だから、そのとき自由って聞いて、この私の単純な小さい脳で、自分の思い通りに生きることと考えちゃったんです。


03:44 

でもそれって、確かに危険ですね。もし、ま、私はいい人ですから、犯罪を犯しません。でも自分の思い通りに生きるっていうことは、もしかしたら誰かを傷つけたりわがままだ、わがままとして生きて自分勝手で迷惑をかける行為に繋がるかもしれない。


04:11 

だから自由とは何なのか。はい。でね、私、考えたんです。多分ね。長い人生、51年間で自由だなと思った、これは自由だと思ったのは、今、思えばたくさん、たくさんあると思うんだけど、三つあります。三つ、今、思い出す限り、一つは経済的に自由になったとき。


04:42 

つまり、大学を卒業して、日本で、それはそのときは日本ですよ、自分で働き始めて社会人になって給料をもらい始めました。自分の銀行口座に毎月、自分のためだけに使えるお金が入ってくる、経済的自由。そのときに、「うわー、私、自由だ」みたいな気持ちがあった。


05:07 

二つ目は、両親の家を出たときですね。ちょっと恥ずかしいんですけど、私、長い間ずっと両親と生活しました。もっと早くに、家を出ればよかったんだけど、本当に遅かった。遅かった。その出たときのきっかけは、結婚でした。


05:30 

遅かったね。本当に遅かったんですよ。たくさんの人は多分、今、早く家を出ると思うんだけど、私の場合はなぜかその地元の大学に行って、地元で就職して、ずっと実家にいたんですね。実はそれは精神的に自由じゃなかったと思います。


05:48 

本当にそのとき、夫と知り合って、夫とイギリスに来ると決めて、イギリスに来たとき、その両親の家を出たときに、精神的自由を感じました。これからは、私と夫、「私、自由に何でも監視されずにできるんだわ」みたいな気持ちがありました。


06:13 

うんうん。もう一つの自由は、最近で言えば、イギリスで会社員の仕事を辞めて、100%フリーランスで日本語の先生をやろう。で、その生活を始めたときに、ものすごく自由を感じました。ね、自分で決めて自分でビジネスをして、自分で仕事の量も決められる、どれだけ稼ぐがどれだけ時間を働くか全て自分の責任だけど、自分が決められる。ものすごく自由を感じました。


06:49 

皆さんはどう思いますか。人生の中でどんなとき自由を感じたんでしょうか?ね。いろいろトピックが変わっちゃうんだけど、去年ね、私、夫とリバプールで演劇を見に行ったんですね。その演劇は有名なジョージ・オーウェルさんの「1984」。私、小説、読んだことないんだけど、そのとき初めて演劇でストーリーを始めました、「はじめました」じゃなくて、知りました。


07:21 

ジョージ・オーウェルの1984ですね。はい、合ってる、タイトルも間違いない。で、この1984は本当に衝撃的な話なんだけど、監視社会なんですね。その当時、ジョージ・オーウェルが描いた社会は、未来の社会で、カメラがいろんなところにあって、人々は生活も考え方も行動も全てカメラで、政府がコントロールしているんです。


07:50 

だから、自由に発言もできない、自由に恋愛もできない。で、全てがカメラで監視されて、何か問題が、その政府がこれはだめだと思ったら逮捕される世の中。それが、ジョージ・オーウェルが描いた「1984」。私ね、法律とかルールは必要だと思う、もちろん。秩序を保つために必要だと思う。


08:21 

でも、このどこまで監視されるべきか、監視するべきか、これはとっても複雑な問題だと思います。イギリスにはたくさん監視カメラありますよ。私が住んでいるこのアパートのドア、入口のところにももちろん監視カメラがあるし、ちょっと街を歩けば、いろんなところにカメラがありますね。


08:47 

私は悪く、さっきも言ったように犯罪を犯してないので、堂々と歩いて行けるけど、そこに何か映っていて見られている。どうですか皆さん。どこまでその人々の生活をカメラで監視するべきなんでしょうか?はい。今日はいろんなテーマがあります、この自由。自由とはどういうことなのか。


09:14 

自由を求めることはいいことなのか、または周りに迷惑をかけることなのか。やっぱり制限がある中で、法律やルールがある中で、自由を求めるべきなのか、そして皆さんが生きてきた人生の中でどういうときに、「ああ、私は自由だ」と感じられたのか。


09:40 

皆さんのいろいろな思いをシェアしてみてください。はい、今日は以上です。では、まだね、新年になって、夫はこの哲学クラブに戻っていません。でも今年、彼はこのクラブに通い、できるだけ通い続けるということなので、また面白いトピックがあれば、ここでシェアしたいと思います。2025年最初のNorikoの Noriko's Philosophy Playground、自由とは何かについて、ちょっとだけちょっとだけ話してみました。またね。



Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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