Season 3-161 【哲学トーク】時間はなぜ大切?学校では好きなことができる?|にほんごのじかん・Yukiさんと対話
[Noriko]
「にほんごのじかん」のYukiさんがゲストです。本当に嬉しい。
[Yuki]
ありがとうございます。
[Noriko]
本当に久しぶりのコラボなんですが、皆さん、私はYukiさんのほうのチャンネルでも今、あるトピックでお話したので、ぜひぜひそちらもチェックしてもらいたいんだけど、久しぶりということで、Yukiさん、改めて簡単に自己紹介とかしてもらってもいいですか?視聴者さんに、聞いている人にっていうことね。
[Yuki]
わかりました。「にほんごのじかん」というYouTubeとウェブサイトをやってます。Yukiです。私は日本の福岡に住んでいます。
YouTubeチャンネルはComprehensible Inputをコンセプトにしていて、理解できるインプットを通して、自然に日本語を習得しましょうというコンセプトで、わかりやすい日本語で話す動画をたくさん作っています。
[Noriko]
私はチャンネルも見たし、サイトも見たけど素晴らしいです。ぜひぜひチェックしてみてください。あと、インスタグラムもね。「にほんごのじかん」。
[Yuki]
はい。始めました。
[Noriko]
この名前、本当にいいですよね。前もちょっと言いましたけど。どこからこのいいセンスが来るんですか? 本当にうらやましい。
[Yuki]
いいですか?本当に。
[Noriko]
いいよ。優しい感じ。「にほんごのじかん」。響きもすごくいい。
[Yuki]
なんか、どうやってその名前にしたかっていうと、なんか、やっぱり、あんまりお勉強として日本語をやってもらいたくなくて、私の考えではですね。お勉強じゃなくて、ちょっと「にほんごのじかん」を取ろうかな、みたいな、そんなくらいの気持ちでリラックスして、ゆるく日本語に触れてほしいなって、その積み重ねで、知らないうちに、いつの間にか日本語がわかるようになっていたっていうのが、ベストだなと思っていて、なので、「にほんごのじかん」を楽しみましょうっていう、そういう気持ちで、その名前にしました。
[Noriko]
すっごく名前から伝わりますよ。
[Yuki]
本当ですか?よかった。
[Noriko]
あと、私はその考え方がやっぱりすごく好きです。本当に。もちろんね、一生懸命してもいいんですけど、私自身ね、言語を勉強して。大人だし、もう歳だし、一生懸命するっていうよりは、ゆるく長く楽しくやりたいんです、私。
[Yuki]
私もです。
[Noriko]
そんな雰囲気が伝わってきます。ありがとう。本当に素晴らしい。
[Yuki]
よかったです。
[Noriko]
じゃあ、Yukiさんに今日は難しい質問を投げかけていくんですけど、
[Yuki]
ね!もうドキドキしてますよ。
[Noriko]
ちょっと説明を皆さんにしておくと、私はこのシーズン3のポッドキャストのシリーズで、哲学の話をよくしています。
これは最近私がハマっているトピックで、結構コミュニティでも哲学の話が好きな人、深い話が好きな人が多くて、あともう一つね、Amazon Japanでこのカードを買いました。哲学おしゃべりカード。
これね、子供用みたいなんですけど、これもね、私の東京に住んでいるコミュニティのメンバーが、東京で行われた哲学ディスカッションクラブに参加して、そこで使われていたよと教えてくれたカードなんです。すごいよね。
[Yuki]
哲学ディスカッションクラブとかあるんですね。
[Noriko]
で、このカードを引いて出てきたトピックで自由に話すみたいな。すごいです。で、早速いきましょうね。今日選んだトピックはですね。これね、時間はどうして大切なの?時間はどうして大切なの?
で、コンセプトはいろんな意見があっていいので、みなさんの答えを聞きながら考えてほしいし、Yukiさんと私はね、意見交換しながら楽しくおしゃべりしたいと思っているんです。
じゃあ、Yukiさん、どうして時間って大切なんでしょうか?
[Yuki]
どうして時間は大切なの?
やっぱり、簡単に言ったら限りがあるからだと思います。有限だから。
[Noriko]
本当そうね。私も同じ答えでした。無限じゃないってことですよね。
[Yuki]
その質問って、時間はどうして大切なの?って。時間が大切っていう前提の質問になってるじゃないですか。だけど、時間を大切にするってどういうことだろうってちょっと考えて。
今、私は時間を大切にしてるつもりだったんですよ。どういうふうにかっていうと、私は子供がいるので、基本的に子供が学校に行ってる時間しか仕事をしないんですよね。だから、子供が学校に行ってる間に、いかに効率的に無駄なく仕事をするかとか、いろいろ自分のやりたいこともあるから、語学の勉強だったり読書だったりやりたいこともあるから、いかに無駄なことに時間を使わずにやりたいことをやるかとか、最近の言葉で言うとタイパって言うんですよ。
効率を考えて動くみたいな、無駄にしないみたいな、そういうのは結構常日頃から考えてるんですけど、でも、その質問をいただいてね、果たしてそれは時間を大切にしてるって言えるのかって、思って。
[Noriko]
深い。
[Yuki]
なんか、それって効率的に動こうってするのって、時間を大切にするとはちょっと違う気がするんですよね。どう思いますか?
[Noriko]
そう思います。でも、昔ならそんなことは気づかずに、私もひたすら仕事して、逆に今、ぼーっとする時間、何かを考えてる時間ですけど、それも実は無駄にはなっていないんじゃないかとか思ったりする時もあって、だから時間の使い方って意外とどうなんだろうっていうところなんですよね。ほんと。
[Yuki]
だから今何もしない時間がなくて、時々ちょっと怖くなるんですよね。
[Noriko]
逆にやりすぎちゃってるってことですかね、その間に。
[Yuki]
なんか常に何かをしていないと、時間を無駄にしたような気がして不安になるみたいな考え方にちょっとなってしまってるところがあって、のりこさんおっしゃったように、何もしない時間っていうのも大事な、いい時間の使い方だよなと。
[Noriko]
贅沢ですよね、逆に。そうなんです、これは現代人の問題と思いますね。私たち、意外と本当にタイパはものすごくわかるんだけど、それを追求するあまりに、逆にうまく短時間でこれができたから、じゃあ次もこれもって詰め込んじゃって、逆に疲れてるっていうね。
[Yuki]
常になんかね、疲れてるんですよね。
[Noriko]
なんかね、効率よくしすぎるのも問題ってことじゃない?だから。皆さんの意見、聞きたいけどね。
私の例、何もしない時間の例で言うと、私ね、最近、先月のことなんですけど、夏休みをいただいて、スペインのアリカンテというところに旅行に行ってきたんですね。そこは海の町なんですね。
本当に何もしなかったんですよ。海で泳ぐか、タパスみたいなの食べて、ビール飲んでぼーっとするか、観光とかしてないんですよ。帰ってきて、どこかに行きました?何か美術館とか行きました?とか言われて、そんなとこどこにも行ってねえなと思って、私の答えは海でぼーっとしてました、みたいな。
でも、それはそれですごく良かったんですよ。
あとは、本当に暑い時間は宿泊先に戻って昼寝してましたとか、エアコンがついた部屋でベッドで寝転がって本読んでましたみたいな。観光、本当にしてない。有名なところとか行ってなくて。
でもそれはそれで私の中ではすごく良くてゆっくりできたんですね。だから時間の使い方、忙しい旅行、ついついあそこも行ってあれもして、あれも食べてあそこで写真撮ってとかしがちだけど、そんなことしなくてもいいんじゃないかみたいな。ちょっと時間の使い方、考えましたよね。
[Yuki]
考えさせられました。
[Noriko]
でも大切っていうのは変わりないね。本当に時間は限られてる。
ありがとう。これこそね、哲学の問いなんだそうです。この問いをきっかけに一歩先に踏み込んで考えるというね。
[Yuki]
なるほど。哲学になってますか?ちゃんと。
[Noriko]
なりました。なりました。めっちゃなりました。本当、そういうことだと思います。
じゃあもう一個いきましょう。Yukiさん。これは私ちょっと難しくて本当に答えが出ないんですけど。
2つ目の質問は、学校では好きなことができる?
これ、さらにいろんな意味で突っ込めると思うんだけど、学校では好きなことができる?つまり学校とはどういう場所かと考えてもらう質問なんだと思うんだけど。
Yukiさんどう?どこから行こうか。
[Yuki]
えっとね、その質問にまず答えるとしたら、できないと思います。
好きなことばっかりはできないと。好きなことばっかりやってても成長できないし。現実的にやっぱり学校っていうのは集団生活だから、みんながそれぞれの好きなことをやっていたら大変なことになるから、それはできないですね。
[Noriko]
じゃあ、学校って何っていうことですよね?さっき答えてくれたらその通りだと思う。いろんな勉強以外のことも学べる場であるべきなのかな?
[Yuki]
そうですね。あと、好きなことっていうのにちょっと絡めて考えてみたんですけど、なんだろう、好きなことだけやるわけにはいかないけど、でも、学校に行って、強制的にでもいろんなことをやるわけじゃないですか、いろんな教科をやる。好きじゃないことも、興味がないことも、やらなくちゃいけないから勉強する。
いろんな体験学習とかもする。人もそうですよね。好きな人とだけ一緒にいるわけにはいかない学校っていう場では、好きじゃない子、性格が合わない子とも交わる。
そういういろんな経験をすることで、本当に自分が好きなことっていうのが見えてくる。
[Noriko]
素晴らしい。そう思いますね。やっぱりきっかけであってほしいよね。いろんなことを知って。
[Yuki]
これが好きなことって最初から決めてしまって、それだけしかやらなかったら、そこから何も広がらないじゃないですか。
[Noriko]
もったいないってことだね。
[Yuki]
強制的にでもいろんなことを経験することで、あ、これも面白いかもしれない、あ、こういうのも興味があるっていうふうに気づいていける、選択肢を増やすきっかけになりますよね。
[Noriko]
そう思う。これはさっきYukiさんのほうのチャンネルで録音させてもらった内容とかぶるんだけど、本も、苦手苦手と思っていたジャンルを読んでみると、意外と面白かったりとか、やっぱり発見があるから、ちょっとこう、オープンマインドでいると、意外と小学生の時の経験は、将来につながることが多いのかもしれない。
あとはさ、人間関係とかで言えば、社会に出るほうがもっと大変じゃないですか。どうですか?Yukiさんの経験。だから、そういう意味では、なんかちょっと予行練習というか。
[Yuki]
そうですね。学校って結局小さい社会だから、本当の社会に出るための練習の場ですよね。
[Noriko]
いろんな人がやっぱりいるから、そういう中で揉まれる。社会は本当にすごいですよ。会社の中とかのほうが。だから、そういう意味では、小学校とか中学校でいろいろな人に出会っておくのも意味があるかなっていう場所なのかな。
[Yuki]
そうだと思います。
[Noriko]
なんかでも、これはいろんな国の人に意見を聞いてみたいですね。私たちは日本人だから、集団っていうものがすごく大切なところで生きてきたので、他の国の人の学校のシステムは私にはわからないんだよね。
[Yuki]
そうですね。もっと個人が尊重されるようなね?
[Noriko]
Yukiさんは、留学経験とかあるんですか?1年だけ交換留学で、大学生の時にオーストラリアに行ってました。
その時、なんか違いは感じました?学校のシステムとか。でも、それは大学か。大学だと全然違うよね。
[Yuki]
大学だからちょっと、そうですね。
[Noriko]
違うよね。じゃあ、もしYukiさん、自分のお子さんが、そんなことはないと思うけど、もしもだから、もう学校に行きたくない、学校嫌だ、とかなったらどうする?私はね、子供がいないからさ、そういう経験がないんだけど、現実問題なんかありえそうじゃない?
[Yuki]
そうですね。
[Noriko]
どうして学校行かなきゃいけないの?とかさ、私は数学嫌いだったから、どうして数学、勉強しなきゃいけないの?とか言われたら、どう答えよう?
[Yuki]
でも、聞かれますよ。勉強しないといけないの?って。で、たぶん、さっきみたいなことを答えますね。人生の選択肢を広げるため。
[Noriko]
そっか。だから、やったほうがいいんだよって。
[Yuki]
行きたくないって、もし言われたら、まず聞きますよね、理由を。そんなに深刻じゃないことで、行きたくないなとか、その程度だったら、行きなさいって言うと思うけど、もしそれがね、本当に深刻な理由があるんだったら、うーん、行かないという選択肢も、一つの選択肢としてね、ありなのかなとは思いますけど。
[Noriko]
これさ、たぶん、これ以上は話さないけど、学校って今、立場が、それこそAIとか出てきたり、自分で勉強できるみたいな考えの人も増えてきたから、すごく学校の立場、存在ってすごく考えさせられる、今でこそ。
でも、私はまだ意味があると思っていて、やっぱりその学校に、小学生の時に行く意味は本当にあると思うんだけど、いろんな人の意見を本当に聞きたいです、いろんな立場の。
[Yuki]
それはまた面白いテーマになりそうですね。学校に行く意味か。
[Noriko]
そう、たぶんね、そういうことをどんどん深く考え、追求できる問いだと思います。学校では好きなことができる?
皆さん、考えてみてください。今日こんな感じです。私の方は2つの質問で終わりたいと思います。どうですか?こんな深い問い。たまには。いいですね。
[Yuki]
本当に考えるきっかけになりました。で、私これ、家族とも話したんですよ。夫にも聞いて、のりこさんから、こういう質問をもらったんだけど、どう?って言って、ちょっとディスカッションしましたよ、昨日の夜。
[Noriko]
旦那さんにもありがとうってお伝えください。
じゃあ、私の方は今日はここまでしたいと思います。じゃあ、もう一回言っておきますけど、もう一つのトピックは「にほんごのじかん」のチャンネルで聞けると思うので、チェックしてみてください。はい、お願いします。じゃあ、Yukiさん今日は本当にありがとうございました。
[Yuki]
こちらこそ。また話しましょう。
[Noriko]
ぜひぜひお願いします。