Season 3-112 手紙・手書きはもう古い!?デジタルとアナログ、どちらの方法がより「気持ちが伝わる?」Writing Challenge 6
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みなさん、こんにちは。日本語のポッドキャストJapanese with Noriko、今日もライティングチャレンジのトピックについて話していきます。最後までしっかり聞いて、皆さんの意見を聞かせてください。今日もとっても面白いトピックを用意しました。
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今日のトピックのキーワードは、デジタル、アナログ、手紙、手書き。どうやったら本当の気持ちが伝わりやすいか、そんな内容で話していきたいと思います。皆さん最近、手紙やカードを書きましたか。手書きで書きましたか。私は今でも時々、時々だけですけど、特にクリスマスやお正月の時期に手書きでカードを書くことがありますね。
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特に私の日本語学習コミュニティJapanese Togetherではクリスマスの時期、希望するメンバーだけでカードのやり取りもしています。また、お世話になった人に手紙を書くこともあるし、プレゼントを郵送することもありますね。
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うん。あとはね、時々、両親にも以前、今年はやってないけど、手紙を書いたこともありました。たまにもらうから嬉しいなって思うことありますよね。うん。手紙はやっぱりもらって嬉しいんじゃないかなと思うんだけれども、私は最近、衝撃的なニュースを聞いたんですね。
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それはデンマークのニュースです。皆さんも見たかもしれない。デンマークでは2025年12月に郵便配達サービスを終わらせる、という発表がありました。理由は簡単ですね、デジタル化が進んで手紙を送る人が少なくなったからです。
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うん。日本でもそうみたいね。郵便サービスはまだあるんだけど、日本には伝統的にお正月、年賀状を送る習慣がありますが、紙の年賀状を送る人は年々、年々、少なくなっていますね。将来もしかしたら日本でも、また私が住んでるイギリスでも郵便配達サービス終了なんてニュースがあるかもしれません。
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確かに今はSNSで簡単に連絡ができる時代です。全てテキスト文字。でもね、私はやっぱり古いかもしれないけど、手書きには特別な力があると信じています。最近、私は、あるエッセイ本を読みました。そのエッセイ本、書いた人は、有名なエッセイを書く人なんですけど、松浦弥太郎(まつうらやたろう)さん、松浦弥太郎(まつうらやたろう)さんの本、「正直、親切、笑顔」を読みました。
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その中に手紙について触れられた部分があるので、読んでみたいと思います。まず、これ、本の中の部分ね。引用です。
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「手で書いた文字は、なんて温かいのだろう。言葉はどうして人をこんなに元気にしてくれるのだろう。届いたときに読む手紙も幸せそのものだけど、時間が過ぎてからもう一度読む手紙になぜかもっともっと幸せを感じる自分がいる。」
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次のような部分もありました。これも引用です。
「ポストを開けたとき、手書きの宛名の手紙が入っているときぐらい嬉しいことはありません。手紙を手に持ったときの何とも言えないあたたかさ。そこに書かれている文字や言葉から伝わる、その人の人柄や愛おしさ。嬉しい手紙、悲しい手紙、つらい手紙、叱られる手紙など、いろいろな手紙があるけれども、どの手紙にも自分を思ってくれた確かな心の働きが存在しています。手紙を書いているとき、それはどんな手紙であっても、その人のことだけを思い考えて、その人の顔を心に浮かべています。そう。大切な時間を費やして。その人のために書かれている言葉は、他の誰でもない自分だけに書いてくれたもの、言うなれば、贈り物です。」
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私はね、この部分を読んだときに、本当にその通りだと思って感動したんだけれども、もしかしたら、そう思わない人もいるかもしれません。時代は今2025年、確実にデジタル化、AIがある社会です。もう手紙、カード、手書きは古いのかな。皆さん手紙はもう古いですか。
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どう思いますか。あともう一つ最近英語で面白い記事を読んだんです。これも紹介させてください。特に韓国からこのエピソードを聞いている人はどう思うか、どう、本当かどうか知りたいんですけど、その英語の記事は、韓国のPilsa(필사)という活動について書かれてありました。
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Pilsa(필사)という活動が最近、日本、日本じゃない韓国で人気だそうです。これは、本の文章とか、自分が気に入った文、段落、心に響いた文などを手で書き写すことなんです。それがPilsa(필사)。日本にも、元々、この「書き写す」っていうことはありますね。
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例えば、きれいな文章、例えば仏教の言葉なんかを書き写す。皆さんもしますか。私はね、最近、手帳をまた使い始めて、その手帳にはインスピレーションになった言葉を英語でも日本語でも書いているページがありますね。これPilsa(필사)と同じコンセプト。書き写す。
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で、その記事によると、どうして韓国でこれがまた人気かというと、一つはデジタル社会から少し離れて心を落ち着かせることができますね。つまりはデジタルデトックスです。手書きで書くことでより深くその文章を理解し、読解力や語彙力も上がる。
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手書きで直接書くことで、その文章を深く感じられて味わうことができる。そういう理由で、今2025年、人気な活動がPilsa(필사)なんだそうです。皆さんもやってみたくなりませんか?実際に写真で残したり、印刷物で残しておくより、手書きで書くと本当に身近に感じられるってことがあると思うんだけれども、皆さんどうですか。
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日本語で気に入った言葉をちょっとノートに書き写すとか、やってみたくないですか。この現象、このPilsa(필사)という活動が人気なのは、私、わかる気がします。あえて、デジタルから反対のことをやってみる。それも今、新鮮なのかもしれません。
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皆さん、今日のエピソードを聞いて、手書きで何か書きたくなりませんでしたか。誰かに手紙やカードを送りたくなったかな。私はもちろん、アパートに住んでいて郵便ポストがあって、時々郵便ポストを開けますね。毎日、開けません。
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私はビルの高いところに住んでいるので、ポストは1階部分ですね、行くのが面倒くさい。どうせ手紙なんてないと思ってるから、週に1回降りて開けて、チェックするだけなんです。だいたい何にもありませんね。たまにあるのは税金のこととか、市町村から、Councilから来るお手紙ですね。
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でもそれもほとんど最近はEメールできますから、本当に手紙が入っていることがないんですね。だから、手書きで私宛に何か届いていると興奮します。あ!誰かが私に何か送ってくれた!嬉しくなるんだけど、それはちょっと古い考え方なのかな。
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皆さんどう思いますか。今日の質問は、まずまとめると、手紙はもう古いかどうか。デジタル時代のこの世の中で、AIの技術が溢れているこの世の中でも、手書きはどんな価値があると思いますか、ということで話をしてみました。
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今日は以上です。またね。