Season 3-121 📚Book Talk with Yuko 3 本の表紙には意味がある！『人魚が逃げた』&『その復讐、お預かりします』

『人魚が逃げた』『お探し物は図書館まで』青山美智子

『C線上のアリア』湊かなえ

『その復讐、お預かりします』原田ひ香

『あの家に暮らす四人の女』三浦しをん

はい、今日はまたまたBookTalk with ゆうこ、第3弾でお届けしていきたいと思います。ゆうこさん、今日もよろしくお願いします。

のりこさん、よろしくお願いします。

はーい、元気?

はい、元気です。のりこさん、元気ですか?

元気ですよ。あの、今日は7月1日。

そう。

いいタイミングで。

いいタイミングで。

なんか、ゆうこさん、7月の予定というか、自分がやりたいこととか、頑張りたいこととかありますか?

7月は、8月の楽しい予定を立てようかな。それはいい。楽しい予定ということは、ちょっと夏休みの予定ですか?

そうですね。やっぱり夏なので。

はいはいはい。

あと、実は7月にというか、この6月にすごいたくさん読みたい本がたまっていて、それをちょっといっぱい読めたらいいなと思ってます。

いいですね。

なんか夏の読書タイムですね。そうですね。のりこさんはどうですか?

あのね、7月は大きな予定はあったかな?一つちょっとありますね。一つはロンドンに行く予定が、旅行の予定があるんだけど、でもそれは短い週末だけで、あとは結構いつも通りですね。はい、コツコツと仕事をしたいと思います。

はい、大事です。

じゃあゆうこさん、今日紹介していただく本を早速話していきたいんですけど、自分が読んだ本でもいいし、おすすめしたい本でもいい、何でもいいというコンセプトでやっていくので。そうですね。どうでしょうか?一冊目。

今日ちょっと勝手に変えてあれなんですけど、のりこさんから言ってみるのどうですか?

いいですよ。いいですか?

ちょっとたまには反対も面白いかなと思って。

ありがとうございます。たくさん話しちゃうとゆうこさんの時間がなくなっちゃうと思ったけど。

大丈夫です。

最近読んだ本ですごく気に入った本ですね。これ私のインスタとかでも紹介したんですけど、人魚が逃げた、青山美智子さん。

青山美智子さん。気になっています。

すごくよかった。

私、青山美智子さんの本を何冊か読んだんですけど、最近英語で翻訳もされてますね。この新しいバージョンはまだないけど。すごく読みやすいし、心が温まるし、ただゆうこさん、前回ゆうこさんと話した時にゆうこさんから聞いてた、登場人物が多いというのには必ず引っかかります。

なるほど。すごくいいレビュー。

なので、チャプターごとに主人公というかメインのお話が変わるので、その都度新しい人が出てくるんだけど、その人同士がどこかで繋がっていくというのが、青山美智子さんの小説のパターンで、今回も見事にですね。あの時にちょっと出てきたあの人が、このここの部分に出てきたとか。

なるほど。

パズルのような。最後、きれいにまとまって終わるというのが、いつも本当に素晴らしいと思いますね。

すごい読みたくなりました、今。

もう一つ、ネタバレにならない程度で、今回のお話は銀座が舞台です。東京の銀座。そこのある日、一日で起きることで、いろんなところで人々のドラマがあります。

もうね、もう今すぐ読みたい気持ちになっていますけれども。そうなんですね。

日本語学習者さんもN2以上だとは思うんですけれども、おすすめできますね。多分好きな方、この青山美智子さんの本が好きな方多いんじゃないかな意外と。そうですね。

ちょっと今、記憶が思い出せないんですけど。

探し物は・・・・、待って・・・私もすぐタイトルが出てこない。こういう時はインターネットで調べなきゃ

何で見たんでしょう、青山美智子さん。何かで調べたんです。そして、アマゾンの作家さんでフォローしてるんです、私。

そうなんだ、図書館・・

まだ一冊も読んだことがない。

お探し物は図書館まで。これ結構有名じゃないかな。よく見かけます。英語になりました。私は実はこの本は英語で読みました。

そうなんですね。さすがです。

本当におすすめできます。表紙もいい感じで、人魚が逃げた。この人魚はどういうことか。

涼しげな・・。

きれいでしょ、可愛いでしょ。

可愛いです。

実はこの表紙もすごく素敵で、ミニチュアの世界を作る田中さんというアーティストの方がお手伝いしたデザインなんですね。

そうなんですね。

ネタバレになるかあまり言わないけど、この中にお話の人たちが出てくるんですよ。だから小説を読んで、服装の説明とかがあるから、この小さい人はあの人だとか。面白いでしょ。

面白い。

すごく面白いです。いいですね。

最近表紙が、ちゃんとつながっている表紙の本が多いなって思います。実は私が今日紹介しようと思った本も最後に読み終わった後によくよく表紙を見たら、

これは!みたいな。

たくさん仕掛けはないんだけれども、ちゃんと全部エピソードに出てきたものがいっぱい詰められていて、すごいって思ったんですよね。

先に私が全部言っちゃいますけど、実は今日このセッション、その録音するセッションにちょうど読み終えた、その前に読み終えた本があるんですね。これも大作だったんですけど、これ紹介するつもりなかったけど、ちょうど読み終えたから見えるかな。これは『C線上のアリア』湊かなえさん、ミステリー作家ですね。

これも実はこの緑と赤、実はこの小説の中にたくさん出てくるんですよ、この色が。確かに今つながります。私は買った時にはそこまで深く、もちろんわからないね。でも素敵な緑色で、でもなぜ赤なのかと思ったんです。ここも赤でしょ。実はちゃんと出てくるんですよね、小説の中に。

たまりませんね。いいですね。皆さんどうなんですかね、表紙までチェックされるんですかね。

意外とそのジャケ買いっていうかね、表紙を見て買っちゃう人もいるかもしれないけど、今みたいに読みながら、この表紙こういうことかっていうのもあるかもね。

そうですね。

面白い発見。

面白いですね。

以上の2冊です、私。ごめんなさい、2冊目も言っちゃったけど。

じゃあ、ゆう子さんどうぞ。ありがとうございます。

私はレビューでも今月書いたんですけど、こちらですね。のりこさんもう読まれましたか。

これは旅行に行く時に持っていこうと思って、文庫本だから。電車の中で読もうと思っていて、まだ手につけていません。

じゃあ本当にネタバレで要注意で紹介したいと思うんですけれども。主人公の女性はすごく優秀な秘書さんだったんです。なんだけど、社内のトラブル、恋愛のトラブルで一気に仕事も、仕事と働く場所は一緒です。仕事もお彼氏もいなくなっちゃった。なくなってしまった。で、これタイトルにあるのでネタバレにはならないんですけれども、復讐屋さんがあるっていう噂を聞きつけて、そこに復讐してくださいっていう風にしてね。っていうところからスタートなんですが、この方の復讐は最後まで全然触れられないんです。この人はいろいろな人の復讐に出会って、最後に自分の復讐っていう風になっていくんですけど。

なんか読みやすそうですね。

そうなんです。すごく読みやすいし軽い。軽いです。

いいですね。

実はでも重いテーマも出てくるんだけれども、すべてがポップに描かれているので、日本だとジメジメ暑いこの季節っていう、こういう季節にぴったりです。

一章ごとに他の人の復讐の内容が出てくるって感じですか?

その通り。その通りです。なので電車に乗りながら読むのにもいいし。

きりがいい感じで。

きりがいい感じで。全部すっきり。

それこそ今のつながりでいくと、その表紙関係があるんですか?

あるんです。あるんです。

この細かいところね。

このサボテンもそうだし。

猫猫。

猫もそうだし。この主人公の女性が食べているパンとか全部エピソードに出てくることが書いてあるんです。

楽しみ。楽しみ。私読むの。

ということに一番最後に気づきました。

なんかヒントがあるわけですよ実は。

そうなんです。でもこれはそんなに深いヒントはなくて、これはあの時のっていうのはね。

分かる分かる。でもそれが楽しみですよね。

それは楽しいんです。

私ねこれ買った理由は、3月に日本に行ってた時に買ったんですけど、タイトルが面白いなと思って。

そうですよね。

全然作家さんのこととか知らなかったんですよ。ただちょっとパッと見たときに、復讐って書いてる割には明るいイメージの絵じゃないですか。

そうなんですよね。面白いですよね。

そう、惹かれました。

惹かれますよね。お預かりしますっていうフレーズもなんかいいなっていう。

じゃあその本だったらレベル的にはどんな学習者さんにお勧めできそうですか。

そうですね。すいません今ポロッとなんか違うこと言ったらよくないなと思って私自分のレビューを確認しようかなと。

はいはいありがとうございます。

すいませんすいません。失礼しました。

いやいやいや。

少々お時間。えっと私なんて書いてたのかな。あ、そうN3以上。N３のちょっと本読むのに慣れている感じの人。

あ、いいですね。

N3以上だったらいけるんじゃないかな。結構会話のシーンも多いし。ただそのなんていうのかな。復讐じゃない結婚、遺産とか。そういうこと、特別な語彙はやっぱり出てくるのでそういうのは難しいかもしれないんですが。文法的には結構読みやすい。

あ、いいですね。来週ですね。来週長い電車の時間があるのでその時に持っていきたいと思います。

ぜひぜひ。

あ、ありがとう。他にはまだ時間があるのでもう一冊ぐらいどうですか。

もう一冊。ちょっと今手元にないんですが。

あ、ごめんなさい。

表紙ネタ・・・

取ってきてもいいんですよ。

本当ですか。いなくなっていいですか。

はいどうぞどうぞ。

はい。戻ってきました。今月読んだ本じゃないんですよ全然。だけど表紙ネタでいくとこれは一番最後に、ああ！この表紙ってなります。

えー。気に・・・それだけで読みたくなるけど。

やったー。ちょっと待ってもう一回タイトル。目が悪いから。

タイトルそうですね。すいません。さっきのも私タイトル読み上げなかった。まずこの本は。光っちゃいますね。『あの家に暮らす四人の女』三浦しをん

いやこのタイトルもいいですね。渋い。いいですね。

全然ミステリーじゃないスタートなんです。はじめは。ただ4人が暮らしている様子が淡々と描かれているのに最後の方でえーみたいな。

あーそれ好きそれ好き。わーわーわーみたいな感じでしょ。

わーわーわーみたいな。じわじわ来る感じかな多分。

じわじわ来ます。じわじわ来ます。で最後に表紙を見てはーってなるという。

じゃあその表紙にめっちゃ込められたものがあるんだ。

そうなんです。

仕掛け。この仕掛けがすごいなって思いました。

なんかやっぱり本を作る人の思いってすごいですね。

すごいです。本当に。

細かいところまで。

細かい。これがね680円ってすごいなって思いますね。なんか全部の小説読み終わった後に。ありがとうございます。

ありがたい

ありがたい。

そうか。これは難しいですか内容的には。

ちょっと難しいですね。N３の方は厳しいと思います。N2で読める方ですね。

うんうん。

以上ないとしんどいかな・・・

じゃあもう一回なんか私もちゃんとタイトルもう一回おさらいしておきましょうかここでね。

そうですね

ここで。

じゃあ私が最初に紹介したのは青山美智子さんの新しい本で、まだ文庫本にはなってないと思います。人魚が逃げた。これは私のおすすめ。N2ぐらいの方かな。でも青山美智子さんの他の本をチャレンジしていたら多分読みやすいと思います。同じような感じなので。

このミステリー作家湊かなえさんのC戦場のアリアはですね、これは本当に難しい。なぜなら私が読めない漢字も結構たくさん出てきて。難しい漢字にはフリガナもありましたけど、難しい言葉たくさんあるなと思いましたし、分厚いですね、これね。N1以上かなこれは。ただねミステリーが好きな方でこれもねじわじわきます本当に。最初はそれこそあっさりなんですね。それがたぶん伏線で全てがつながっていくんだと思うんだけど、最後に本当にふわっと思いました。あともう一つ言いたいのは、これね。面白いジャンルで、介護ミステリーって書いてある。介護のトピックなんです。

面白いですね。あまり知らない世界だからちょっと気になります。

じゃあちょっとまとめでした。じゃあどうぞ。

私が紹介した一冊目は読み仮名。私が紹介した一冊目はその復讐お預かりします原田ひかさんの作品です。どのくらいまとめたらいいのかな。ちょっとタイトルだけでいきますね。もう一冊が三浦しおんさんのあの家に暮らす4人の女です。こちらはN3で本を読むのが得意な方だったらN3以上の方が読める本です。こっちは結構言い回しが難しい。一つの文が長かったりするのでN2で本を読むのに慣れている人以上っていう感じですね。

両方とも表紙に意味があるっていう。これ並べるといいんじゃないですかこうやって。

スクリーンショット撮れる？私もうどうやってやるんですか。

頑張ります。

できない、私、こんなことは苦手です。

いきますね。

すごいですね。字が逆になってるかもしれないけど。

こっち向いてますよ。いいお顔。

ちょっと待って。

なんで。

できない?

できたできた。

じゃ、本の話は一回ここまでにして。夏だからこのエピソードが公開されるのは7月終わりかな。今年2025年7月終わりか8月最初ね。なので夏の読書体験。子供の時に私たちって宿題で読書感想文を書く宿題とかあったじゃないですか。

ありましたね。

ゆう子さんは好きな宿題でしたか。

めちゃくちゃ嫌いな宿題でした。

私もです。大嫌いだった。宿題だったからだと思います。

そうですよね。宿題で感想文を書かなければならないというのも嫌だったし、そもそも小学生の時は本を読むのが好きじゃなかったので、すごく嫌な宿題でした。

そうだよね。やっぱりやらされてる感があるから、本も結構指定された本を読む読書感想文のやり方もあったじゃないですかね。だからそれがちょっといい思い出じゃなかったかもしれない私は。

あれは好きな人はいないんじゃないかな。どうでしょうかね。

今でもあるのかなそんな宿題？

現役小学生がいるのでお伝えすると、学校によって必ず出さなければいけない学校と、どっちでもいいよという学校があって、うちの子供たちが入っている小学校は必ずしなければいけない宿題ではないです。

面白いな。

やったことないと・・・やったことないです。

それはいいね。選べるんだ。

やりたい人はやる。

なるほどね。皆さんどうかな。皆さんが住んでいらっしゃるところで、子供の時に読書感想文という宿題があったかどうか知りたいですね。

知りたいです。

そんな感じで。ゆう子さんちょっとまとめなんですけど、私たちはJapanese Togetherというコミュニティで毎月1回ブッククラブをやっていますね。引き続きメンバーを募集中なので、このコミュニティはブッククラブだけじゃなくて、いろいろなアクティビティをしているコミュニティなんですが、日本語学習者さんが集まるコミュニティです。小さいんですけどね。メンバー募集中です。

先週、この間の日曜日に6月のブッククラブをやったばっかりだったので、ゆう子さんに6月のブッククラブはどんな感じだったかちょっとお話をしてもらいたいんです。

ありがとうございます。6月のブッククラブは毎月皆さん全然違う本を持ってきて読むんですけど、6月はたまたま全員同じ本を持っていた。2人が読もうと思っていて、私も持っているから読んでみようという感じで、みんなで一緒の本を読んだんですが、読んでいるスピードも違うし、感じ方も違うので、それぞれの思ったことを話したりだとか、全然違うテーマで話したりだとか、本を通じてコミュニケーションを取りながらいい時間を過ごしました。

よかったです。本当に皆さん興味があれば、Japanese Togetherをチェックしてみてください。あと、プライベートレッスンという形で本をたくさん読みたいという方は、ゆう子さんのインスタグラムをチェックしてもらって、ぜひぜひプライベートセッションの予約をしてみてほしいんですけど、ゆう子さん最後にそれについても一言お願いします。

ありがとうございます。私のプライベートセッションでは本を読むんだけれども、同時にそれぞれやりたいことがある人がたくさんいるので、JLPTの準備をしたりだとか、会話をたくさんしたいという人は会話の練習をしたりだとか、いろんなことをフレキシブルにやっているので、ぜひお気軽に無料の相談とレベルチェックをやっているので、インスタグラムのURLをポチッと押してください。

はい。今日は以上になります。来月もできるかな?BookTalk with Yuko第4弾までいきたい。どんどんいきたいと思うので、お楽しみに。