Japanese Brain-Friendly Coaching 1 Don't Just Know It - Use It! Activate Your Japanese Vocabulary!
みなさん、こんにちは。言語コーチ、Neurolanguage Coachののりこです。今日はちょっとイントロを変えてみました。なぜならね、今日のエピソードはちょっと日本語の先生、日本語のコーチとしてのトピックなんです。みんな困っている。たくさん単語を覚えたつもりなのに、いざ話そうとすると全然口から出てこない。
例えば、ANKIとかフラッシュカードとか、今いろんなアプリがあって、ANKIのデッキ、毎日毎日何時間もやって、頭の中にはたくさん入っているのに、口から出てこないんですとか。何度も何度も繰り返しそれをやってるけど覚えられないとか。
あと、日本語のニュース。ニュースの記事を聞いたらわかる。読めるんです。でもそれについてディスカッションしようとすると、自分の意見なかなか言えない。その時に必要な単語が出てこない。そういう人たくさんいますよね。もし今皆さんがそんな風に感じているとしたら、今日のポッドキャストのエピソードは役に立つと思います。
今日はNeurolanguage Coachとして、言語のコーチとして日本語学習を頑張っている皆さんにお届けしたい。頭の中にある言葉、語彙をアウトプットする方法について話していきたいと思います。
これね、とっても面白いテーマで、日本語を勉強している、または言語を学習している私たちは、まずたくさんインプットするんですね。だから私のポッドキャストも聞いています。インプットするのが最初。だから頭の中にはたくさんの言葉、語彙、文法、ストラクチャーあるんです。
でも出てこない。これはですね、面白いんですよ。頭にあるものと出てくるもの、ギャップがあるんです。このギャップを縮めていく。このギャップ、差があって、ギャップを縮めていかなきゃいけないんですね。これについて、脳科学の視点も入れながら話をしていきたいと思います。
じゃあ語彙。語彙には3つのグループがあるって知っていましたか?これとっても面白いコンセプトね。
最初のグループ1、全然知らない語彙。見たことも聞いたこともない語彙。または1回ぐらい聞いたけど、何それ?っていう語彙のグループ1。知らない語彙のグループ。
グループ2。グループ2は知ってるけど、頭の中のどこかにあるけど口から出てこない、使えない語彙。使えない語彙。知ってるけど使えない語彙。グループ2。
グループ3。知っている。知っていて既に会話の中でも使えますよ。パッと口から出てきますよ。知っていて既によく使っている語彙。グループ3。
1、2、3。わかった?面白いでしょ?この考え方。グループ1。知らない語彙。グループ2。知っているけどうまく使えない語彙。グループ3。知っていて既によく使っている語彙。
私のポッドキャスト、今シーズン3ですから、シーズン3を聞いている人のレベルは多分中上級以上ですね。そしてたくさんの方が中級の壁にぶつかっている生徒さんです。なんかずっと同じレベルの気がする。いろんなことやってるけど、ずっと進歩が同じレベルで感じられない。
そんな悩みを抱えている方に今日はお届けするんだけど、その方がフォーカスするべきことは、知らない語彙を増やすんじゃなくて、この2、知っているけど、うまく使いこなせない語彙のカテゴリーを、語彙を、3のカテゴリー、知っているけどよく使えるに持っていくことなんです。これがすごく大切。これができると、2のカテゴリーを減らして3に持っていくだけで上達を感じます。
なぜなら実際に話したときに、あの語彙使えてるじゃん、という達成感が感じられるようになるからですね。そうなんですよ。これは皆さんよくわかっていることなんだけど、脳って使わない情報は重要じゃないって判断しちゃうんですよね。
だから必要ないんだったら忘れてもいいんじゃないと脳は考えちゃって、だからますます忘れていくんです。だからこそ、この知っているけど使えない語彙を意識的に使って、意識的に使って使える語彙へ移行させるプロセスが必要なんですね。そうしていくことが皆さんの日本語の会話力を伸ばす鍵になります。
じゃあさ、この知っているけど使えない語彙、どうやって優先して使える語彙にしていくんですかっていうポイントですよね。じゃあ例えば私最近グループで有料読書チャレンジをやっていて、このコンビニ人間を読んでいるんですね。コンビニ人間には難しい語彙がたくさん出てきます。
じゃあその例を考えてみます。今、皆さんが一人でこの小説コンビニ人間を読んでいるとします。この小説の中にはコンビニで働く言葉、接客用語とか、夜勤とか、商品を補充するとか、そういう言葉がたくさん出てくるんですね。
皆さんがコンビニで働きたい、コンビニで働いているなら、その言葉を覚えた方がいいですよね。使える語彙にした方がいい、そういうイメージです。だからちゃんと調べて、そして知らない語彙を知っている語彙2に持っていって、そして2から使える語彙に持っていく、3に持っていくイメージできます。
でも皆さんはコンビニで働くつもりはない、コンビニで働いていない。そうだったら2のままでいいんです。知っているけど使えない語彙のままでOKなんですね。
だからそんな語彙にフォーカスする必要はないということなんです。私のアドバイスは、この2のカテゴリーにあるリストを見て、自分の普段の生活とか仕事とか興味のあることを表現するために必要かどうかを考えた方がいい。この語彙は、自分の生活とか仕事とか興味のあることを表現して会話で話すときに使えそうだなという語彙をまずピックアップします。
そこから3に持っていくということ。だからまず皆さんがすることは、2のリストを見て、それを自分に興味があるか使えるか必要かどうか判断するんですね。もし優先順位が低いなら、今はその語彙にフォーカスしなくてもいいということなんですね。
まずそれの優先順位が決められたら、実際に2を3に移行する。どうやって移行するか考えていきます。今からいろいろな方法を話していきますね。
これは人によってこのタスクをやってみようと違うと思います。最後まで聞いて、まず自分はこれ面白そうだなというものを実践していってみてください。じゃあまず1番目、小さなミッションを作る。
特に会話のミッションです。皆さんの脳は具体的なタスク、ミッションを与えられると、その目標に向かって動き出します。だからNeurolanguage Coachingでは小さな目標積み重ね大切なんですね。
これをしようと意識しないと脳はそれに向かって動いていきません。じゃあまず1日1つ、1週間で5つぐらい、この単語フレーズを絶対覚えると決めます。2のカテゴリーから選びます。そしてその語彙を今日の会話のレッスンとか日記で使う。使うぞというミッションなんです。使ってみるミッション。
どんな時に使いますか。じゃあ例えば皆さんジャーナルをつけ始めます。3行日記、スリーラインだけでいいんです。または音声日記、毎日スマホで何か60秒ぐらい録音する。その時にその語彙を意識的に使う。あとは毎週1回皆さんはITALKIとかで日本語の会話のレッスンがあるかもしれませんね。その会話のレッスンでその選んだ語彙を意識的に使ってみるんです。これは準備をする必要があります。意識的に使って。
または正直に先生に今日はこのレッスンの中でこの語彙とこの語彙を使います。先生うまく使っているかどうか後でフィードバックをくださいと先生にサインを送ってみると先生は、その語彙を使えているか注意深く聞くことができますね。このように自分にミッションを与えてください。
チャットGPTのようなAIでも会話の練習ができますね。だからAIに伝えるんです。あなたは私の会話の相手です。先生です。私は今日この語彙とこの語彙を使って会話の練習をしたいのでこの語彙をうまく使えた時にフィードバックをください。こうやって実際に使ってみるミッションを作ります。
はい、じゃあ次は、その語彙を使う時に例文を作ってみますね。この例文を作る練習です。自分用の例文にカスタマイズするということなんです。例えば憧れるという言葉を勉強しました。教科書の例文とかJLPTの本には例えば、私はK-POPのセレブリティがいて、そのセレブリティ、有名人に憧れているという文が出てきます。これは至って一般的ですね。
でも自分の生活の中にイメージするんです。例えば、私は将来日本で生活したい、引っ越したい、仕事を見つけたいという夢がある人は、日本で暮らす生活に憧れていますという例文を作るんです。するとそれはリアルな目標、リアルな文になるわけです。
だから例文を作る時のヒントは、自分の生活興味に関連したより具体的な状況で、その語彙を使って例文を作る。さらには例文を書くだけではありません。タイピングするだけではありません。それを声に出して使ってみます。声に出す時にさらに脳にインプットできるんですね。ここまでいいですか。
ANKIで何度もフラッシュカードをする。でもそれでも使いたい、アウトプットしたいんだったら今のようなプロセスはとっても有効だと思います。私の長い間一緒にセッションを受けてくれている方は長い間音声日記をつけています。
5年前くらいの自分の音声日記と比べて今は本当に上達しているし、最近はこの脳科学のヒントを得て、意識的にこの語彙を使って、この文法を使って音声日記を録音してみようとしているそうです。意識的に使うこと。これが語彙力アップにつながるんですよ。
もう一度言っておきます。今私が話しているのは知らない語彙を増やすんじゃないんですよ。知っているけど使えるようになるというヒントを話しています。
じゃあもう一つ。要約。内容の要約。これも本当に脳科学でいいらしい。じゃあ皆さんはレッスンを受けますね。1週間に1回、先生と会話のレッスンとか何か教科書を使ってレッスンを受けます。その後の復習の仕方なんですね。
例えばレッスンが終わってすぐ後で今日はどんな話をしたかな思い出すんです。リコール、思い出す。キーワードを思い出すんです。こんなキーワードが出てきたね。そのキーワードをメモしてもいいし思い出す。このリコールする思い出そうとすることが記憶力強化につながるんですね。これは脳科学のポイントです。
例えば私のポッドキャストを昨日聞きました。翌日ちょっと1分間でもいいから、昨日のりこさんはこんな話をしていたな、思い出してみてください。ニュースの記事も同じです。ニュースの記事を読んで翌日でも、昨日読んだニュースの記事こんな話だったな、思い出すことは記憶力強化につながるんですね。
そして自分で要約、サマライズしてみてください。これが面白いんです。もっといいのはそのサマライズした要約を音声で録音してみるとかさらに誰かに話してみるんです。私はよくこれをしますね。例えばPhilosophy Playgroundで夫から聞いたことを日本語で考えてそしてここで話している。もう忘れません。
なので考えて思い出したことを話す。じゃあこれはどうやって普段に使えますか?思い出したことを話してみるというのもいいしじゃあ皆さん次の日本語の授業で先生、私は昨日こういう内容を読んだんです、見たんです、聞いたんです。
ちょっと話してみてもいいですか?こうやって頭にあることをつなげて話してみるんですね。じゃあもう一回ここではインプットする、ようやくする、ようやくしてキーワードを思い出すそれを使って話してみる。
こういう流れです。イメージできましたか?このようにいろいろ工夫ができると思うんです。
じゃあ最後にこれは最も大切なことです。いいアイデアをたくさん言いましたけどこれを週に1回だけするとか週に1回1時間だけするとか意味がないんですね。全然、農家学的には。
毎日少しずつする。習慣化がやっぱり大切なんです。なので毎日10分でもそれを7日間続けたら70分ですね。
毎日の習慣化がやっぱり大切です。なので音声日記をする週に5日やってみたらいいじゃない?1回60秒でいいんですよ。
3分4分ポッドキャストを作りなさいと言ってるんじゃないです。ちょっとだけ。産業日記もいいですね。
産業だけ3ライン。産業だけだから毎日できるかもしれない。このようにやっていってみてください。
じゃあ最後にもう一度まとめてみたいと思います。言葉のカテゴリーには3つあります。グループ1、知らない語彙のグループ。
グループ2、知っているけど使えない語彙のグループ。グループ3、知っていて上手に使えるグループ。皆さん中級の壁にぶつかっている中上級以上の皆さんはこの2のグループにフォーカスします。
2のグループ、知っているけど使えない語彙の中から自分の生活や仕事や興味に関わる語彙を選んでそれを3に持っていきます。その3に持っていく方法は意識的にアウトプットしてみる。意識的に使ってみます。
レッスンの中で使ってみてください。自分のミッションを作って、タスクを作ってそれをやってみてください。そして定期的に思い出すことが必要です。
リコールをして、キーワードを思い出してそのキーワードを思い出して使ってみる。このプロセスを繰り返すことで2のカテゴリーが減っていきます。ぜひ実践してみてください。
今日はとっても役に立ったかな。記憶力強化だけじゃないんですよ。実際に覚えた言葉を使ってみてくださいというメッセージで話してみました。
じゃあまたね。