Japanese Brain-Friendly Coaching 3 「ペラペラ」を具体的にイメージする - Beyond "Fluent": Setting Brain-Friendly Japanese Learning Goals

みなさん、こんにちは。 日本語の先生、のりこです。 そして、 Neurolanguage Coach®ののりこです。 今日は動画付きで、ビデオポッドキャストでやっていきます。 


最近シリーズ化している、Japanese Brain-Friendly Coaching シリーズへようこそ。 ということで、脳に優しい日本語学習について、毎回一つのテーマを取り上げてお話ししていくシリーズです。 もし、中級以上の方で、日本語で日本語のコーチングを受けてみたい、 Neurolanguage Coach®受けてみたいなっていう人は、 私のウェブサイトからトライアルセッション、申し込んでみてください。 


今まで2回やりました。1回目は覚えてる? 使える語彙を増やしましょうというテーマで話しましたね。 特に中級以上の方で、たくさん頭の中に語彙があるけど口から出てこない。どうすればいいかなというテーマでお話ししました。 第2回目も面白かったですね。学習のオートノミー、自律性。大人だから自分で自分の責任で選んで計画して、自立性を持って日本語の勉強を進めていこうねという話をしました。 


今回いよいよ目標について話していきます。とっても大切なテーマだよね。 たくさんの人は日本語の勉強、もう長くなってきたと思います。私のこのポッドキャストを聞ける人はレベル的には中級以上ですね。 シーズン3は本当に難しいテーマでたくさん話していて、JLPTではN2とかN1の方がたくさん聞いている印象です。 


で、日本語の勉強が長くなればなるほどアップダウン、あります。 例えば、最近やる気が出ないよ、めっちゃわかる。あと人生の中でいろんなことが起きて、日本語の勉強の優先順位がちょっと変わったりして、ルーティンが崩れたりすると、その後ルーティンになかなか戻れない。 リズムが崩れた、ルーティンが壊れたとか、あとは、ずっと頑張ってコツコツ勉強しているのに、成長していない、上達していない気がするんですね。これ中級の壁ですよね。 


初級の時にはポンポンポーンって結構テンポよくレベルアップできるんですよ。中級からが長い。 で、実はそれぞれの壁、いろんな壁にぶつかった時に、もう一度、なぜ日本語を勉強しているのか、このどうしてっていうところに立ち返ることが大切ですよね。 今日はそういう話をしていきます。


で、その目標の立て方、目標、このビジョンがですね、自分の脳に合っていないからかもしれませんという話なんですね。 例えば私はね、結構もう長い間、いろんな生徒さんといろんなクライアントさんと日本語学習について話をしてきました。 で、今の目標何ですか?日本語の勉強どうして勉強してるんですか?って聞いた時に、よくある答えが、12月のJLPTに合格したいんです。 わかるけど、ちょっと突っ込みたい気持ちがありますね。私、そこで。


あとこれももう答えナンバーワン。 もうたくさんの人が、先生、日本語がペラペラになりたいんです。ペラペラ話せるようになりたいんです。 これも目標としては結構問題なんですよね。抽象的すぎて。 で、本当に大切なのは、自分の気持ち、感情、この個人的な深いつながりがないといけないわけなんですね。じゃないと続かない。 


じゃあ今日は3つのケースでお話ししていきます。ケース1、まずは私の韓国語学習について話します。 はい、これはちょっと恥ずかしい、そして私にとって大変だった経験です。 コロナ禍の時、懐かしいですね。私は韓国語の勉強を始めたんです。正確に言えばコロナ禍が始まるちょっとタイミング的には前でした。 実はね、コロナ禍が始まる前の年、夫が来年、来年の11月ぐらいだったかな。 韓国のソウルに出張がある、カンファランスで行くからのりこも来るみたいな話になって、行く行く行きたい。 で、もう実際に私自分のチケットを買って行くチケットもありました。じゃあハングル勉強しよう。ちょっと挨拶ぐらい分かってた方がいいじゃん。勉強始めたんですね。 で、ハングル、勉強するのも楽しかった。


ただ実際、年が変わってコロナが発生して広がってしまって、もちろん夫のカンファランスは中止になりました。 で、私のフライトももちろんキャンセルになった。で、その時はね、もちろんフライトのチケット代は返金されたんですね。 ただね、もうすでにハングル語も覚え始めていたし、結構、簡単なフレーズ覚えたし、もったいないと思って勉強を始めたんですよね。 


で、すると今度はコロナ禍でネットフリックスの韓国ドラマのブームが起きました。私はその波に乗ったんですね。 え、韓ドラ面白いじゃん。ハマっちゃってたくさんドラマ見て、だから韓国語の勉強面白い。なんとなくそのブームに乗ってトレンドだからみたいな感じで勉強を続けていたんですけど、実はこれが良くなかったと思います。 


目標が実際にはなかった。韓国に行きたいという目標はもうなくなった。チケットがもうキャンセルになったから実際に韓国に行く予定ない。韓ドラ好きだけど、なんか勉強する目的としてはなんか弱い。 で、ダラダラダラダラ勉強を続けてたんですね。たくさんお金使いました。ITALKIの先生とのレッスンも結構受けたからね。でもね、これが起きてしまったんですね。


私は約2年前、北アイルランドからイングランドに引っ越すことになって、大きく生活とか変わって、引っ越しの準備。 引っ越してからはいろいろな手続き、あと自分のコーチングの勉強、そういうことを始めちゃって、韓国の勉強もうプライオリティーが一気に下がっちゃったんです。やっぱりダラダラしてたから中途半端ですよね。 で、この1年ぐらいはほとんどアクティブに勉強していない。たまにポッドキャストを聞くだけとか、たまに好きな先生のYouTubeのチャンネルを見るだけ、積極的に全然勉強してこなかったんですね。


これは私の責任だと思います。はっきりわかる。どうしてかというと、韓国語を勉強して何がしたいか、そこの部分がはっきりしていなかったケースなんです。 だから皆さんにも同じことを聞きたい。日本語を勉強して何をしたいんですかってことですね。でね、面白いことに、最近ようやくまた韓国語のやり直しをしています。ようやくまたね、なんか気持ちが盛り上がってきたんですね。


そのきっかけは、なんと韓ドラでもない、旅行に行くという予定でもない、本でした。 私ね、やっぱりね、本が好きなんです。小説が好き。で、結構ね、韓国語の、え、韓国、ごめんなさい。結構、韓国の作家さんの本を読んだんですね。日本語訳で、日本語訳でね。例えば、手元にはお気に入りの「アーモンド」とか、見えるかな、「アーモンド」。これ大好き。「フィフティーピープル」、これも大好き。これはずいぶん前に読みました。 


で、去年。去年読んだ。去年かな。今年。もしかしたら今年かもしれない。最近ですよ。この2冊読みました。「不便なコンビニ」。「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」。で、これがね、この本がすごく好きで、あ、私これをいつか韓国語で読みたいと思ったんです。それがようやくもう1回頑張ろうと思った気持ちですね。 つまり、私の場合は話したいとか、韓国に行きたいという目標じゃないんですね。本が読みたい。または、漫画。好きな漫画あります。ここにね。漫画を韓国語で読みたい。韓国語で読みたい。そんな気持ちですね。ようやく盛り上がってきて、そして私、ちゃんと自分の感情も深くつながって、イメージできたんです。 私がいつか本、本当に紙の本がいいかな。韓国語で私の好きな小説を読みたい。うん、本当に。そのビジョンが今私の中にはっきりと見えます。これが大切なんですね。


ビジュアライゼーション。 なりたい理想の自分の姿を想像して、その理想像にどうやって近づくか。そこで小さい目標が出てくると思います。これはケース1。なので皆さん本当になぜ 韓国語、あ、皆さんの場合はなぜ日本語を勉強しているのか、そして勉強した先に何 があるのかそこまで考えなきゃいけないということだったんですね。


じゃ、ケース2 、ケース2、ペラペラになりたい。はい、これは本当によく聞きますけど、とっても曖昧なんです。脳にとっては正直つらい目標設定。で、私はここで投げかけます。 ペラペラって皆さんにとってどういう意味ですか。どういう状態ですか。これが一つ目。そしてさらにその一歩先に進みましょう。具体的に今から何年後、どこでどんな場面と誰とどのぐらい話せたらペラペラだと思えるんでしょうか。 こういう具体的な目標設定イメージが必要です。


で、皆さんも聞いたことあるじゃない。スマートゴールみたいな方法もありますよね。 S、具体的。M、測定可能。A、達成可能。R、自分に関係ある。T、期限がある。なのでこういう視線で、目標、そのペラペラになりたいというのをより具体的に設定してみてください。 例えば、まだ比較的ビギナーの方だったら、3ヶ月後、日本語で約3分間、自己紹介がスムーズに原稿なしで口から出てくるようになる。具体的ですね。 


今から1年後、友達と30分間LINEでチャットができるようになる。トピック決めずにフリートークでチャットができるようになる。5年後、日本の会社で働いている。その時に自信を持ってビジネス日本語が使えるようになっている。そういう自分のイメージが大切だと思います。 なので、ペラペラになりたい。わかる。わかるけど、より具体的にイメージ、理想の自分を設定してください。 


ケース3。JLPTに合格したい。はい、これもよく聞きます。もちろん、悪くないです。JLPT受けることは素晴らしいし、試験の勉強することで総合的に皆さんの日本語のレベルがアップする間違いありません。 でも、私がコーチとして、 Neurolanguage Coach®のコーチとしてあえて聞きたい質問は、どうして試験を受けたいんですか?どうして受けたいの?終わった後、合格した後、どうしたいんですか?そこなんですね。


JLPTに合格することは大事なマイルストーンでしょう。 でも、試験に合格することがゴールじゃないんです。本当にそれだけ勘違いしないでほしい。もう本当に。これね、仕方がないかなとも思うんですね。私を含めてたくさんの人が、今までの教育、試験がゴールなんですよ。 常に試験何点でいい大学とかさ、常に資格試験に囲まれて生きてきたので、どうしても試験を目指す人いるんです。悪くない悪くないけど、それは目標、ゴールにはなりませんよっていうことです。 


だから、その先、その先、試験の先にある自分の姿やりたいことをやっぱりイメージしてください。ということで、なんか私が言いたかったこと分かったでしょ。ビジュアライゼーション。脳に理想の自分をイメージしてそれに向かっていくわけですね。 で、どこで誰とどんなふうにその時日本語を使っているのか。その時の自分の表情、スマイル、笑っている、自信を持って日本語を話している、声のトーン、自分の日本語を周りの人が聞いた時の反応、そこまで具体的に。 で、そういうふうにいいイメージ、具体的なイメージを何度も思い描くことでそこに道ができてくるんですね。それに向かって。はい、それはすごく大切だと思います。


じゃあ、これは最後に。 目標、人それぞれ違います。なので、AさんBさんCさんみんなたどり着きたい最終ゴール違います。当然です。そしてそれがあったら自分にあった道それぞれあります。 なので皆さんの学習プロセスがもっと楽しくてもっと優しくてそして自分自身にも優しい、自分らしいものになりますようにそういうサポートを私はコーチとしてしていきたいと思っています。 じゃあ今日のJapanese Brain-Friendly Coaching パート3、目標についてどうでしたでしょうか。


はい、皆さんの目標、もう一度ここで振り返ってみたらどうですか。このポッドキャストのエピソードがきっかけになってちょっと立ち止まって、書いてみてもいいかもしれませんよ。 こんなイメージこんな風になりたいな・・・より具体的にイメージしてくれると嬉しいです。はいじゃあ次のシリーズをお楽しみに。皆さんまたね。




Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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