Season 3-126 子どもに伝えたい日本のこれからwith Mizuki
[Noriko]
皆さん、こんにちは。今日は久しぶりのMizukiさん、Kotsu Kotsu NihongoのMizukiさんをお呼びして、真面目なトピックになると思うんだけど、日本の今とか未来とか、政治とか経済とか、そんな話を楽しくしていきたいと思います。Mizukiさん、よろしくお願いします。
[Mizuki]
みなさん、久しぶりです。よろしくお願いします。
[Noriko]
良かった、来てくれて、笑顔を見れて、多分、私たちのリスナーさんもみんな嬉しいと思う。
[Mizuki]
嬉しいかな。喜んでくれるといいな。
[Noriko]
そうそう、Mizukiさん。でもさっきもちょっとご挨拶したけど、暑いけれども何とかやってる。
[Mizuki]
そうですね、暑いけど、私の家に犬が来たんですよ、3月ぐらいから。それから本当に生活が健康的になりましたね。早起きと、早起きして朝の散歩。
夕方、日が沈むちょっと前ぐらいかな。ちょっと涼しく、涼しくはないんだけど、マシになるタイミングがあるので、外に出て汗をかきながら、犬の散歩。
[Noriko]
でも本当にそれは犬のオーナーさんの生活ですよね。もう散歩は欠かせないもんね。
[Mizuki]
散歩も犬のために、そうです。
[Noriko]
一人で行ってるの?
[Mizuki]
一人で行く時もあれば、子供と順番、例えば20分ずつ交代ね、とかやったりしてます。
[Noriko]
なんかインスタで見たけど、ちょっとでかい犬だったよね。
[Mizuki]
そうなんですよ。結構大きくて、めっちゃ怖がりの犬なので、バイクとかトラックの音、車も怖いんですよ。だからまともに散歩ができなくて、いつも草むらでウロウロして。
[Noriko]
ビクビクしてる感じなの?
[Mizuki]
そうなんですよ。めっちゃ怖がり。
[Mizuki]
体は大きいけど心は優しい。
[Mizuki]
そんな感じなんですよ。
本当にビビリで。
だから歩けなくなると、もう抱っこして。16キロ、17キロぐらいなんですけど、重いよって歩いてくれって。
[Noriko]
なんかもう一人の子供が増えたような感じ。
[Mizuki]
本当にそうです。
[Noriko]
でも賑やかですね、この夏も。そうです。
[Mizuki]
癒されます。
[Noriko]
それはよかった。みずきさん、もともと犬好きだった?
[Mizuki]
そうです。犬大好き。
[Noriko]
猫派じゃなくて犬派?
[Mizuki]
犬派、犬は飼ったことが今まであったんですけど、猫は飼ったことはなくて、犬が大好き。犬とはすぐ仲良くなれる自信があるんですよ。犬は大好きなんですけど、猫は飼ったことなかった。でもこの前、数ヶ月前かな、ボランティアで猫の預かりボランティア、ミルクボランティアをして、めっちゃ可愛くて猫の可愛さを知りました。
[Noriko]
いつかまた増えるかもしれない。
[Mizuki]
欲しいと思ってます。
[Noriko]
ハマっちゃってますね、どんどんとね。わかりました。ペットの話もちょっと面白いと思ったんだけど、今日はタイミング的に今8月5日なんですね、皆さん聞いている方。2025年の8月で、日本では先月大きな選挙がありましたね。私は日本にいないので、外から見た感じで、でも結構、盛り上がってた感じがしたので、その辺から入ってトピックをしていきたいなと思うんだけど、Mizukiさん、どうですか、先月の選挙の結果。Mizukiさん的には良かったのか悪かったのか、変わってねえな、みたいなところなのか。
[Mizuki]
コメント難しいんですけど、私はあまり嬉しくない結果でしたね。というのは、難しいんですけど、外国人に対する差別とか偏見とかネガティブなイメージが強くなってるんだなっていうのを感じたからです。
[Noriko]
それは伝わってきた、イギリスにも。そういうキャンペーンをした政党がいたということですね、あったということ。
[Mizuki]
そうですそうです。
[Mizuki]
でもそれに賛同した人が多かったから選ばれた。思ったより多く議席を取ったので。
[Noriko]
そういう結果になったってことだよね。それがSNSでもそういうコメントをたくさん見て、賛否両論ね。やっぱり。だからすごい日本が今揺れてるのかなというのは感じました。
[Mizuki]
本当にそう思います。
[Noriko]
じゃあMizukiさんはちょっと心配な気持ちがあるってことかな。
[Mizuki]
そうです。心配ですね。これからどうなっていくのか。あと一番気になるところは、私の生徒さんと話してもそう思うんですけど、外国人を一括りにしている、ひとまとめにしてみている。外国人って一言に言ってもいろいろな方がいらっしゃるじゃないですか。
[Noriko]
その通り。
[Mizuki]
旅行で来てる方もいれば、もう10年以上住んでる方もいれば、日本で育ったんだけどルーツは外国にあるとか。いろんな方が、いろんなバックグラウンドを持った方がいるけど、見た目がちょっと外国人風だと、外国人として見られてちょっとネガティブなイメージとか怖いって思われちゃったり。
[Noriko]
そうなんだよね。なんかこれは私自身の問題でもあって、すごく興味深いトピックで、私もイギリスでは外国人なんですよね。ちゃんとビザもあるし、私は悪いことはしてないし、税金も毎年ちゃんと納めてて、法律も守って、真面目に生活をしている立場だけど、何かあった時に、やっぱり一括りにされることが多いんですよね。それはすごく、だから何かあった時に、あ、もしかしたら私なんか今、身に危険を感じる。自分の身を守らなきゃいけないっていうのはすごく直結してあります。だからちょっと心配だよね。日本もそういう風になっていったら。
[Mizuki]
そうです。だから本当に一括りにしないでほしいと思います。あとは、外国人と言っても、もちろん悪い人もいるし、いい人もいる。それは日本人でも同じこと。それをすごく感じるんですよね。いろんなネットとか見てると、外国人だから何々みたいな。それは違うよって。
[Noriko]
そうだね。やっぱり今の時代だから、本当にソーシャルのコメントに、操作というか、情報操作というか、ものすごい影響される人もやっぱりいるじゃない。間違ったイメージで判断しちゃうっていう、今の危険性もあるかもね。
[Mizuki]
そうです。だから怖いなと。情報を鵜呑みにしない。素直に受け取りすぎたらダメだなって思っています。
[Noriko]
そこで2つ目の質問なんだけど、やっぱりMizukiさんは日本で子育てをされていて、これからお子さんたちはどんどん大きくなっていくじゃないですか。どんなことを子どもに、例えば、選挙の結果とかも、今の状況とかも、どんなことを子どもさんに伝えたいですか。ちょっと難しい質問だけど。
[Mizuki]
今回の選挙の結果についても、上の子は小学校6年生で、社会について興味があるので話したりしました。ちょっと教えたりとか、解説してくれてるYouTubeの動画を一緒に見たりとかしました。それで、私はやっぱり日本語教師という仕事をしているので、普段から外国人の方と関わっていて、その姿も子ども、見てるので、常々言いますね。
人間だから、外国人として見ない。でも人間だからねっていうのは言います。そんなの、いろんな人がいるのは当たり前だからとか、考え方、違うけど、理解できなくても、ああそうだねって一旦受け入れるとか、聞くっていう姿勢は大事だと思うので、そういうことも言ってるかな。
[Noriko]
素敵ですね。
[Mizuki]
難しいですけどね。
[Noriko]
あとはさ、Mizukiさんと毎年ホームステイされる、この外国の方受け入れていらっしゃるから、多分そういうのは自然にお子さんたちも受け入れ体制というか、いい文化交流できてるよね。
[Mizuki]
そうだといいんですけど、結構、親としてはそうなってほしいなと思って、人間として見てほしい。アメリカ人だからとか、そういうことじゃなくて。
[Noriko]
素敵、素敵ですよ。じゃあMizukiさん、差別的な雰囲気、流れ以外に、今の日本で不安、不満、いやだ!、みたいなことありますか?
[Mizuki]
いやー、まあいろいろあります。あー、何でしょうね、やっぱり物価がどんどん上がってるけど給料上がらないとか。
[Noriko]
これはやっぱ現実問題大きいよね。
[Mizuki]
はい、そうですね。だから本当に生活、苦しいなと思いますね、正直。
[Noriko]
いや、そうだよね。
[Noriko]
いや、これちょっと本当に、お金の話ってしづらいけど、イギリスも本当にもう半端なくて、私やっぱり毎週、私一回ね、まとめ買いでスーパーで買うんだけど、びっくりするもんね、本当に。えー、なんかこんなに使ったつもりないけど、やっぱりすごいお金使ってるみたいな、食費とかに。でもやっぱりそれは、いくら節約しようと思ってもやっぱり物の値段が上がってるから。
[Mizuki]
そうですよね、削れないですもんね。例えば、牛乳、卵、肉とか、なんか基本の野菜とかは削れないから、買うしかないですもんね。
[Noriko]
あと日本でお米?
[Mizuki]
お米もそうですよ、高いんですよ、めっちゃ、うち、めっちゃ
めっちゃ米めっちゃ食べるから、一瞬で10キロの米、お米の袋なくなっちゃうんですよ。本当に高いです、米。
[Noriko]
これも現実問題あるよね、お金の心配というか不安って。だから、働き続けなきゃいけないよね、私たちでも。
[Mizuki]
そうです。
[Noriko]
本当に生きていくために。
[Mizuki]
頑張らなきゃ、ちょっと怖くなります、将来のことを考えると。フリーランスの仕事だから、いつも新しいことをやっていかないと多分、終わってしまう。いつまでも、現状維持はちょっと怖い。で、新しい仕事、新しいことにチャレンジしていかないと飽きられちゃうとか、生徒さん来なくなっちゃうとか。なので、頑張っていかないと。
[Noriko]
本当だよね、お金のプレッシャー。でも、そういうのって、日本で、そういう話題に、先月の選挙で、多分、各政党がそういう経済的なことのコメントというか、キャンペーンもしたと思うんだけど。でも、Mizukiさん的には、この政党の取り組みに賭けようというか、一票入れてみよう、みたいな大きな議論はなかったんですか?
[Mizuki]
私はね、熱い、この政党を支持しているみたいな熱い思いは持っていないんですけど。でも、なんか今回、よく話題に上がってたのが、減税、税金を減らすか、与党が言っていたのが、お金を配る、給付金にするか、あとは税金をもうなくすか、とか、そういう議論があったと思うんですけど。でも、それに対して私の答えはちょっと出ないですね。
[Noriko]
難しいよね。
[Mizuki]
分からない。
[Noriko]
そうなんだよね。実質は、よく分からなくて。難しいね。なんていうのかな。
これは本当にうまく私も説明できないけど。例えば、北欧の国とかは、ものすごく税金が高いじゃん。でも、みんな自分に返ってくるって分かってるから、仕方がないけど出すけど、その分自分も恩恵を受けられるシステムがちゃんとあって、結構みんな幸せそうに暮らしてるイメージがあるけど、イギリスも多分、日本に近いかな。
結構みんなすごく、嫌だ、嫌だ、税金が高くなるの嫌だ、みんな抵抗感があって、出しても自分に還元されると思えない。
[Mizuki]
そうそうそう、そうなんですよ。
[Noriko]
だから不満の方が高いというか。
[Mizuki]
そうですね。これ以上税金はあげないでほしいし。やっぱりその税金がどう使われているか、で、去年だったかな、2年前だったかな、裏金問題、お金の、自民党のお金の問題もあったし、ちょっと信用できないっていうところがあるので。
[Noriko]
だから、やっぱり、これは根本的な問題だね。政治不信というか、やっぱり期待していないみんな、日本で。
[Mizuki]
本当にそうだと思います。いい人がいない、いい政治家がいないと私は思いますね。
[Noriko]
そうか、難しいね。じゃあなかなか将来的にも変わっていきそうにないのかな。でもなんか希望はある?Mizukiさん、でも。
[Mizuki]
希望か、希望ね。
[Noriko]
なさそう。なさそう。
[Mizuki]
なんでしょう。
[Noriko]
だってそれこそ、子どもの未来のことを考えたらさ、なんかやっぱり明るい日本の未来が欲しいじゃん。
[Mizuki]
明るい日本が欲しいですね。でもあるかな。ちょっとでも想像できないかな。やっぱりニュースでもネガティブなことばっかり言ってるし、日本のその、日本これからヤバいみたいなトーンのニュースが多いから、なんか明るいニュースないんですよね。
[Noriko]
そうなんだよね。特にそんな印象を受けた、今。選挙の後とか、経済面とか、その「日本ファースト」みたいな言葉だったり。あとはもう一番現実問題、少子化、子どもがいない。
[Mizuki]
そうです。
[Noriko]
ごめん、沈黙になっちゃうけど。え、でもMizukiさん、自分が個人的にできることはあると思いますか。
[Mizuki]
個人的にはやっぱりそのさっきも言ったんですけど、やっぱり本当に差別とか偏見、外国人に対する、よく私の身の回りでもあるんですよ。例えば、私の実家の近所に外国人の方が引っ越してきたんですけど、そのことをよく思っていない人もいて、その近所さんの、ご近所さんの中に。すごい警戒してたり。とか、私の父親も結構、外国人、苦手っていう古い考えの人なので。だから実際にね、あるんですよね。よく。本当に残念だなって思います。
[Noriko]
なんかでも、ごめんね、私が思ったのは、今の流れで思ったのは、ぶっちゃけ、これもちょっと問題発言になるかもしれないけど、年を取った人は、変わらないと思うんですね。そうね、難しいですよね。だからやっぱり、子どもにもう賭けるしかないというか、だからMizukiさんがやってることは実はいい未来につながってると思いました。かっこいいこと言えば、子どもだから柔軟性を持って、もっと視野を広げられるというか。
[Mizuki]
そうですね、本当にそう思いますね。子ども、だから教育を、もうちょっと充実。充実というか、なんて言ったらいいかな。例えばマイノリティとはどういうことなのか、とか。日本人ってあんまりマイノリティになる機会がないって言いますよね。だからそれについて想像力を働かせてみる練習とか。
[Noriko]
いいポイント。
[Mizuki]
例えば外国人と実際に接したことがないから怖いって思っちゃう。それは怖いと思うのは自然な感情だと思うんですよね。でも実際コミュニケーション取ったら、全然、人間、同じじゃんって思えるはずだから、やっぱり実際にコミュニケーション取ってみるとか、そういう機会を増やしてほしいなと思う。
[Noriko]
そうだね。でも本当にそれ感じる。私のお父さんお母さん世代も、外国人の人にやっぱり触れ合ったことがないから、もちろん。
多分私の夫は外国人だから、夫と実家に帰ったら、夫とは外国人の、私の、Norikoの夫ということで話ができるけど、それ以外本当に機会はないもんね。だからどうやってやったらいいのかわかんないっていうこともあるから、そういう場があればいいかもしれないね。そう。交流の場。
[Mizuki]
ニュースとか見てるとそういう外国人に対するネガティブなニュースもやっぱり多いから、それでなんか、やっぱり外国人は危ないみたいになっちゃうので、そうじゃないよと。もうちょっといい面にも目を向けましょうと言いたいですね。
[Noriko]
なんかありますか地元に、今住んでるところにそういう交流会、わかんない。ミートアップ交流会。
[Mizuki]
ありますね。なんかボランティアでやってるのかな。市の国際協会みたいなところがあって、子ども向けに講座を開いている。例えばベトナムの文化こういう感じですよとか、この料理はこういうものがありますとか、そういうのを子ども向けに教えてくれる講座があったりとか、結構、私の市ではあるかな。
[Noriko]
でもさ、そういうのもさ、興味がない人は本当に行かないよね。
[Mizuki]
そうなんですよ。
[Noriko]
そこが難しいんだよね。あるんだよね、やっぱりきっかけ、チャンスは。
[Mizuki]
はい、でも本当になんか怖いとか嫌いって思ってる人は絶対行かないので、興味がある人は行くけど、それはちょっと意味ない。だからもう強制的にね。
[Noriko]
難しいね。
[Mizuki]
学校でやるとか、義務教育の中に取り入れてもらって。
[Noriko]
でもまとめに入っていくけど、たぶん私たちは日本語教師としての仕事をしているので、たぶんちょっとした架け橋みたいなことは、できるかもしれないね。だからこのポッドキャストは日本語を勉強している、私のポッドキャストのコミュニティ小さいから、その人たちしか聞いてもらえないけど、でもなんかお互いに歩み寄るというか。本当だね、あとはもう子供、子供の本当に教育なんかうまくいってほしいな。
[Mizuki]
教育は大事だと思う。
[Noriko]
そうだよ、Mizukiさん、お母さんとして、教師としてできることもっともっとあるかもしれないね。
[Mizuki]
頑張ります。
[Noriko]
いや、頑張らなくてもいいけど、自然にできるといいよね。いい日本になってほしいね。
[Mizuki]
そうですね、このまま平和な日本が続くと思います。
[Noriko]
本当だ、だって実質これからももっともっと日本に働きに来る外国の方は増えるはずだから。
[Mizuki]
そうですよ、そうですそうです。
[Noriko]
本当だ、じゃあMizukiさん、なんか私の方はまとまりがなかったけど、こんな話なんです。
[Mizuki]
いやいやいや、ありがとうございました。
[Noriko]
じゃあまた機会があれば、私の方のコラボをお願いします。この後、Mizukiさんの方のポッドキャストでも録音していくので、そちらもチェックしてみてください。じゃあMizukiさん、ありがとう。
[Mizuki]
はい、ありがとうございました。また話しましょう。