Japanese Brain-Friendly Coaching 4: How to Let Go of Wrong Beliefs - It’s Not You, It’s Your Beliefs
みなさん、こんにちは。 Japanese Brain Friendly Coaching 今日はシリーズパート4になります。 私はオンラインで日本語を教えているのりこです。 ポッドキャスト、Japanese with Norikoをやっていますね。 長い間オンラインで日本語を教えてきたんですが、 去年、2024年にこのNeurolanguage Coaching®のコーチの資格を取りました。 今年はコーチングを中心にやっています。 このシリーズは、私が勉強したこと、本で読んだこと、調べたことを日本語で提供するシリーズです。
今日は、思い込み、間違ったマインドセット、これをどうやって手放していくかっていうテーマです。 とっても面白いです。最後まで聞いてみてください。
日本語を学ぶときに、または他の言語を学ぶときに、とっても影響を与えているのがこの思い込みです。 しかも、間違ったネガティブな思い込み。 例えば、私はもともと語学なんて無理無理。語学が苦手なんだから、新しい言語、日本語を勉強できるわけがない。 発音が悪いから、絶対私は話しても相手に分かってもらえない。 こういう考え方、自分がそうだと信じている思い込みが、日本語学習の行動や気持ちに直接つながっていくというお話です。
最近、私はこのテーマで面白いワークショップに参加しました。 今日お話する内容は、そのワークショップ、英語で受けたんだけど、それを分かりやすく日本語で話そうと思っているんですね。 そのワークショップは、言語学者、Dr.の言語学者が、この言語の学習のテーマで、間違った信念とはどういうことかっていうテーマでワークショップをしてくれたんですね。 私はそれに参加して、役に立つなっていうことがたくさんありました。 分かっていたけど、改めて教えてもらって役に立ったので、こうやって皆さんに日本語で紹介していこうと思っているんです。
まず、脳には、この脳には、Predictive Codingという仕組みがあるそうです。 簡単に言うと、脳は未来を予測して情報を理解し行動する。 例えば、さっき言った間違った思い込み、ネガティブなマインドセット、どうせ私はできない、どうせ私は失敗するって思っていたら、脳科学的に脳はその予測、それを予測と考えて、その予測に合わせて情報を処理し、結果もその失敗に近づく。 そういう仕組みになっているそうです。 だったら、もうそんなネガティブなマインドセットやめた方がいいですね。
逆に、簡単なことだけど、きっとできると思っていれば、脳はそのように予測し、成功の方向に働いてくれるっていう仕組みになっているそうです。 もう一つ、この考えとよく似ているのが、ピグマリオン効果。 ちょっと心理学の言葉みたいで、実際にいろいろな実験が昔行われたそうです。 これも私、初めて聞いて、なるほどな、その通りだなと思いました。 これは、人に期待されると、実際にその期待通りの結果が出やすくなるという心理学の現象です。
簡単なことは、親とか先生が、あなたできるよ、絶対できる、そう信じて、そういう言葉掛けを続けます。 絶対できるよ、大丈夫、大丈夫、絶対できる。 すると、生徒も、僕はできる、私はできると信じて成績も上がっていく。 逆に、こんな先生とか親はダメだけど、お前はダメだ、ダメダメ、そう言われ続けると、 実際に子ども生徒は成績が下がってしまう。 つまり、今までの話を簡単にまとめると、信じていることが現実を作るということなんです。 だから、自分はできないと信じていると、本当にそうなるということなんですね。
私の面白い経験をシェアしたいと思います。 私は、こんなふうに自信を持って話しているけど、英語で話すとき、本当に自信がありません。 長い間、私の思い込みはこうでした。 私の英語は下手だ。私のアクセントは日本人ぽいアクセント。変だ。 だから、英語で話したときに、みんな私のことわからない。私の英語通じない。 そう思い込んでいました。
で、ある日、夫とにぎやかでうるさい土曜日の午後のパブに行ったんですね。 私たちは毎週のようにパブに行ってビールを飲むんだけど、 だいたいはちょっと混んでいない時間帯で、静かなパブでビールを飲んで、夫と静かに話すっていうのが、 だいたいの私たちのパターンなんだけど、その日は本当にうるさいパブに行きました。 にぎやかで音楽もあって、テレビでスポーツ中継もやっていて。
で、隣の人に酔った3人組のおじさん、たぶん私たちと同じ年齢だったと思うけど、 おじさんがいて、とっても陽気なフレンドリーな雰囲気で、外国人の私たちの顔を見て話しかけてくれたんですね。 どうしてここにいるの?みたいな。観光客?いや、私たちはここに住んでいますよ。会話が始まりました。 で、私はこの3人の人の英語、彼らは2人リバプールの人で、1人はアイルランドの人のグループだったんだけど、 完璧に英語は理解できました。話していることを聞かれたことは理解した。 で、その質問に答えようとしたときに、相手に全然通じなかったんです。 で、私はもう、どんどんもう話したくないと思うようになって、 やっぱり私の英語はダメなんだ。だって私のアクセントが悪いからだよね。 自信をなくしていって、その後はもう何も話せなくなりました。
で、パブを出て落ち込んでいる私に、夫は鋭い一言を言ったんです。 なんで落ち込んでいるの?パブがうるさかっただけでしょ? ただうるさすぎただけだよ。 Norikoはああいう場面に慣れていないから、大きな声で叫ぶぐらいの声で話せばよかっただけなんだよ。 そう言って私は、あ、そっかと思ったんです。 ポジティブに考えたら、問題は私の英語じゃない、環境だったんだ。 これは実は本当にそうだと思います。 うるさい場面で、ネイティブ同士も会話が難しい環境で、 私はでもちょっと自信がないし、小さい声で言っちゃって堂々としてなかった。 ああいう環境では大きな声で話せばきっと通じたはずなんです。 だから私の英語が下手でアクセントが変だから相手に通じないっていうのはきっと悪い思い込みだったんです。 面白いですね。 夫はとってもポジティブで、私にいつもこういうフィードバックとかアドバイスをくれて、私はちょっと前向きになりました。
逆にマインドセットを変える。 うるさいパブでも面白い人に出会えるチャンスじゃないですか。 そして日本のことを分かってもらうチャンスじゃないですか。 だってその時はたくさん日本のことを聞かれました。 日本に行きたいと言ってくれたその3人組。 その時私は日本人代表としてもっと楽しく話せばよかったんですね。
皆さんもこんな思い込みを持っていませんか。 他にもいろんな思い込みがあるはずです。 私は日本にいないから、日本に行くことができないから、上達なんてできない。 周りに私の間違いを直してくれる人がいないから、たくさん話す練習する意味がないよね。 どうやってアウトプットの練習すればいいの。 私は中年だしシニアだし年齢が高いから、これから新しい言語をマスターなんてできない。 文法を完璧にしないと話すことは無理。 ネイティブのように発音が上手じゃなければ話さない方がいい。 JLPTに合格しないといけない。 JLPT N1があればそれはペラペラになっているということだとか、そういう思い込みを持っていませんかね。
こういう思い込みは固定マインドセットです。 しかもネガティブな頭の中に植えられた固定マインドセット。 それを成長マインドセットに変えなきゃいけないんだね。 最初に言ったように固定マインドセット、悪い思い込み。 例えば、うまくできなかったのは私のせいだ、私はダメだと思えば、 ストレスホルモンが出てますますネガティブなことになって、それはトラウマ経験として残ります。 これ全く私の今までのことね。 でも成長マインドセットがあれば、間違えた! これは単なるデータなんですね。 そこの間違えたことのデータを分析して学習につなげる。 これは学習のチャンスだと思える。 これは成長マインドセット。
だからさっきの私のパブの例も、パブって面白い人に出会えるチャンスじゃん。 英語を使えるチャンスじゃんと思えば、成長マインドセットに変わるわけです。 じゃあまとめていきましょう。 この思い込みを変えていく方法。 どうやったら変えられるんでしょうか。 4つの点をお話ししますね。 でもいたって、実は当たり前のことなんですけど、 改めて私自身にも言いたいことなので、4つまとめていきます。
1つは小さな達成感。 これは私もいろんなポッドキャストで話してきました。 今日何ができたか。 この小さなやったーという達成感。 それを記録をつけて、 その記録が大きくなって、たくさんの達成感を増やしていく。 小さな成功体験を増やしていくということですね。
2番、仲間から学ぶ。 同じような学習者からインスピレーションをもらって、 あの人ができたんだから私もできる。 あの人のようになりたいとポジティブに捉える。 でもこれも実は難しいんです。 私は相手と比べちゃって、 あの人はあんなにできると思ってしまったらそれはダメなんだけど、 成長マインドセットとして捉えるということですね。
3つ目、これはリフレーミングというのかな。 試験は難しい。合格できない。 じゃなくて、これは良い挑戦だと思うようにする。 例えば日本語でプレゼンをする。 発表怖い。みんなの前で話すの怖い。だから絶対失敗する。 じゃなくて、発表できるのが楽しみだ。 フィードバックをもらえる良いチャンスだと考えるのか。 ちょっと考え方を変える。
4つ目、メタ認知。 これは、いろんなことを信じていますよね。 信じていることが正しいこともあれば、正しくないこともある。 だから、自分自身に常に問い直すんです。 その自分が信じていること、本当にいつも正しいんですか? 今、私のこの考えは正しいんですか? すると、客観的に見つめ直して、 自分の思い込みが、実は間違っていると気づくかもしれません。
はい、今日は、Japanese Brain-Friendly Coaching第4弾として、 間違った思い込みをどう取り除くか、ということについて話してみました。 皆さんに質問です。 その信じていることは、本当に正しいですか? それとも、ただの環境や過去の経験から来ているだけですか? 今、日本語学習で持っている思い込みありますか? ちょっと考えてみてください。 そして、それをどう変えていきたいですか? 今日はここまでです。
私には、その仲間から学ぶという場を作ったコミュニティ、 Japanese Togetherというものがありますね。 本当にいろいろなミートアップもあるし、 みんなで楽しく学んで成長できる、 モチベーションとインスピレーションが上がる場所です。 興味があれば、Japanese Togetherのコミュニティに参加してみてください。 じゃあ、またね。