Japanese Brain-Friendly Coaching 8: 「みんなが使っている」は正解?
みなさん、こんにちは。日本語の先生、のりこ。そして、Japanese with Norikoののりこ。 Neurolanguage Coach®ののりこがお話しているポッドキャスト、今日はBrain Friendlyシリーズです。 何回目かな?Japanese Brain Friendly Coaching 8です。よろしくお願いします。
その前にですね、今日は、2026年の9月の21日、月曜日に録音しています。また、ゆう子先生とのBook Talk with Yuukoのエピソードでも話そうと思うんですが、 週末、2冊の本を読み終えたんですね。すごくよかったので、簡単に見せたいと思うんですが、 1つはアメリカ人の作家さんの本で、Virginia Evansさんの本、The Correspondent。これすごく読みやすくて、おもしろかったです。 おもしろいというのは、よくない感想の言い方だと思うんだけど、最初はね、よくわからなかったんですね。読み始めた時、これはどういうこと? でも、読めば読むほど、主人公の女性の人生、今までやってきたことがわかってきて、どんどんその人生の中に自分も入っていって、 驚きの事実があって、この人はこういう人生を送って、こういう(ふう)になったんだ、みたいな。そういうところがとても共感できましたね。おすすめです。
あとは、これは日本の、日本人の作家のクラシック、名作ですよ。太宰治、『人間失格』。これを読んでしまったんですね。 今年、いろんなところで何度も話したんですけど、夏目漱石の『こころ』を読んでたんです。モヤモヤがいっぱい残った、でも、その気持ち、ネガティブな気持ちだけど、ものすごく心に響いた、いろんな意味で考えさせられたのが夏目漱石の『こころ』だったんですけど、 この『人間失格』、太宰治の『人間失格』もすごかったです。またすごいっていうのね、表現が悪いんだけど、ちょっとネタバレしたくないから、あとは必ずどこかでこのエピソードを作ろうと思っているので、今日はあっさり。 でも、わー、何これ。ものすごく嫌な感じでした。精神やられた。精神やられます、この本。実は1日で読み終えたんですけど、わー。でもこれ、やっぱり名作と言われる理由がありますね。
この夏目漱石の『こころ』も、太宰治の『人間失格』も、ものすごくディスカッションのポイントがあります。だから、いつかブックチャレンジ、企画してみたいですね。皆さんは、難しいですよ。日本人の私にも難しいから、でも一緒に読んでみたいですか。 もし、チャレンジを企画してほしかったら、コメントください。僕は夏目漱石の『こころ』がいいとか、僕は太宰治の『人間失格』がいいとか、どちらを選んでもかなり面白いディスカッションができる本だと私思っています。
じゃあ、ごめんなさい。前置きが長くなったんですけど、今日はですね、面白い言葉を紹介したいと思います。それは、バンドワゴン効果。バンドワゴン効果に流されないためにはどうすればいいのかというお話なんですけど、私はね、この言葉全然知らなかったんですね。 なので、バンドワゴン効果とは何か、そして流されないためにはどうすればいいのか、一緒に考えていきたいと思います。そして3つ目のポイントは最後、もちろんコーチの立場で、日本語学習とどのような関係があるのか話をしていきたいと思っていますね。
で、私この言葉を知らなくて、先日カナダに住んでいる会話のセッションの生徒さんから教えてもらったんです。で、バンドワゴン効果っていうのは、多くの人、たくさんの人が支持しているもの、好きなもの、使っているもの、買っているものに、さらに多くの人が引き寄せられる心理のことです。 だから心理学の用語、またマーケティングの戦略の中でよく使われているコンセプト、ちょっとバイアスなんですね。人のバイアスをうまく利用したマーケティングのことなんです。
例えば、皆さんいろいろな広告に、これだけの人が使っていますとか、今一番売れています、今一番人気です、だれだれさんも使っています、SNSで超話題!とか、こういう言葉を見ますよね。見たら、つい、みんなが使っているなら、きっといいものに違いないと思ってしまいませんか。 私、めっちゃあります。私もそういう言葉に、宣伝文句に弱い。で、その人気があることが、そのまま効果がある、とか、自分にも合うんじゃないかと結びつけてしまって、もっともっとそこに人が集まる。これがバンドワゴン効果なんですね。
じゃあ、私もさっき告白したように流されやすいです。実際にインスタグラムで広告が出てきて、バンドワゴン効果みたいな感じ。みんなが使っている写真がバーッと出てきて、しかもおしゃれな写真で、それを見た結果、私はみんなが使っていると言われるブランドのスーツケースを買いました。 はい、買っちゃった。もうワンクリックで。あ、いいな。クリック。流されちゃったんですよね。で、もちろんね、みんなが使っているから本当にいいもの、あるでしょう。あるけど、すぐに買わないほうがいい。やっぱり自分でちょっと調べて買ったほうがいいじゃないですか。
なので、今日のテーマは、バンドワゴン効果に流されないためには。で、ちょっとインターネットで調べました。4つの考え方を紹介します。1つ目、自分の意見を最初に持つということ。何かを選ぶとき、他の人の意見とかランキングを見ちゃう。人気ランキングとか、今売れているランキングとか、他の人のレビュー、見ちゃいますよ。見ちゃうけれども、その前に、まずは自分はどう思うか考えてみるんです。まず自分の考え。で、自分の考えを先に持っておいてから、他の人の意見を見たほうがいいと思います。最初から他の人の意見を見ていると、その意見に流されちゃうからですね。
2つ目、このアドバイスはとってもまともで、私好きなんですけど、時間を置くということです。何かに強く惹かれた。うわ、これ欲しい。これいいな。その場ですぐクリックしない。その場ですぐに買わない。その場ですぐに決めない。私はさっきね、スーツケースをその場ですぐ買っちゃったと言ったけど、待てばよかったんですよ。24時間。できればもっと。 待ってみると、その盛り上がりの気持ちが冷めて、客観的に欲しいか欲しくないか、買わないほうがいいか判断がしやすくなるかもしれませんね。で、SNSなんか特に盛り上がっているように見えますよ。みんなが買っている今だけだ。今すぐ。今すぐ参加しなきゃ。今すぐ買わなきゃという気持ちになりやすいんですね。 だからそういう時こそ、スマホを閉じて、SNSを閉じて、その話題から少し離れてみたら、その強い気持ちが落ち着くことがあります。
3つ目。これも面白いアドバイスです。反対意見を探してみる。人気があるものを見ると、私たちはそれをサポートする、支持する、いいレビュー、いい意見ばっかりに注目してしまいがちなんですね。でもさ、インターネット上には反対の意見とか批判的な意見もあるはずなんです。 例えばある商品について高い評価がたくさん並んでいたら、ちょっと疑いを持って、でも好きじゃなかった人もいるはずだ。その人の意見を読んでみようというアプローチ。悪くないですね。悪くないと思います。このアプローチ。 なぜなら、いい意見と反対意見、両方読んだ上で、良い面と悪い面の両方を見た上で、自分に合うかどうか、自分が欲しいかどうか、判断することができるからですね。
4つ目。本当の自分の気持ちを確認してみる。これはちょっと1つ目の自分の意見を持つとよく似てるんだけど、自分にこう問いかけてみてください。この問いかけはとっても面白いです。もし誰もこれをやっていなかったとしても、私はこれを選ぶでしょうか。 または、もし誰もこれを使っていなかったとしても、私はこれを買うでしょうか。もし答えがいいえ、いいえなら、それはFOMO。取り残されたくないという気持ちだけに動かされているのかもしれません。 みんながやっているという情報だけに動かされて、私はそれに取り残されたくないという気持ちだけで、そのサービスや商品を選んでいるのかもしれないね。だから、もう1回、自分の本当の気持ちを確認してみてください。
まとめると、1つ目、自分の意見を最初に持つ。2つ目、時間を置いてみる。3つ目、反対意見を探してみる。4つ目、自分の本当の気持ちを確認する。この4つを意識することだけでも、みんながやっているから、みんなが選んでいるからという理由だけで行動することが少なくなるかもしれません。 すごく面白いアプローチです。
じゃあ、ここからは、日本語学習、言語学習について考えてみたいと思いますね。 日本語学習の世界、言語学習の世界にも、人気の学習法、教材、アプリ、たくさん山ほどあるんですね。 ポッドキャストだけでも、私のポッドキャストはもう山ほどある中の1つで、たくさんポッドキャストがありますね。 SNSとかYouTubeとか見ると、このアプリおすすめです。このアプリだけ使えばいい。このアプリで日本語を話せるようになりました。 フラッシュカードは絶対に使ったほうがいいです。毎日これをすれば短期間でペラペラになりますという情報が次から次から次から次から・・・たくさん出てくるじゃない。
同じ教材を使っている人が多かったり、ある特別なアプリで成功しましたみたいな人の動画を見たりすると、自分もやってみよう、これやったほうがいいな、やらなきゃいけないと思っちゃうんだよね。 でもね、ここで忘れないでほしいことがあります。ニューロラングリッジコーチングの立場で言いますけど、それは効果的な学習は人によって違うということです。 はっきり言えば、それぞれの学習者さんの目的も違うじゃないですか。どこにたどり着きたいかも違うのに、一つの効果的な学習方法をすべての人に当てはめることはできないと私は思っています。 つまり、学習の目的、生活スタイル、興味、関心、性格、脳、人によって全然違うんですね。だからすべての人と同じように合う学習法はないはずなんです。
例えば、単語を覚えるためにAnkiのようなシステム、フラッシュカードを使う方法がありますね。で、実はこのAnkiのようなフラッシュカードは記憶力の研究に基づいた学術的な論文が発表されている。だからたくさんの人はフラッシュカードがいいよ、Ankiがいいよと言います。 ただ、そういうふうに証明されているからといって、それがあなたにとって続けやすくて楽しい方法だとは限らないんですよね。むしろフラッシュカードをやっぱりやってみたけどダメだっていう人も本当に多いんです。 で、それは効果的だとわかっているけどできない、仕方がないじゃないですか。じゃあ他の方法を探した方がいい。で、その方法が科学的に効果的かどうかだけじゃなくて、私はこの方法が続けられるかな、この方法で勉強していて楽しいかなって考えることも大人の学習者だから大切だと私は思っています。 効果があると言われていても続けられなければ効果的な方法とは言えません。自分にとって、自分にとって。で、いろんな方法があって自分に合う方法をぜひ探してほしい。みんなと違ってもいいんです。
そしてもう一つこれもすごく大切なポイントで今日強く言いたいポイントなんですが考えてほしいことがあります。私たちの脳って新しいものに注意を向けやすいと言われています。実際そうなんですね。ずっとずっと同じものを続けているとやっぱり飽きてきて新しいものに手をつけたくなるんです。当然です。 ポッドキャストもそう、私もそうです。同じポッドキャストをずっと韓国語で聞いていて時々ちょっと違うのを聞いてみたいと思うのは当然です。だからいつも新しいアプリ、新しい教材、新しい教科書、新しい先生、新しい勉強方法を探しているんですね。これまでの方法よりこっちの方がいいかな。今度こそこれで日本語が話せるようになるかな。 新しいものを見つけると期待してワクワクするんですよね。それは脳の仕組みとして当然のことなんで悪くはないんですけれどもね。実際に新しい方法を試すの、いいパターンは中級の壁にぶつかっている人ですね。 特に中級の壁は長いステージなので時間なので、同じことをずっと続けている時に、全く新しいのをやるとその壁をきゅっと一歩一段階上に上げられることあります。
ただねただ実は今のあなたに必要なのは、新しい学習法や新しい教材や新しいアプリじゃない。必要なのはシステムを見直すことだけかもしれないということなんですね。 システムここでは特別なものじゃないですよ。いつ勉強するかどこで勉強するか何をどのぐらいやるか忙しい日は最低限何をするか一週間に何時間するか自分の進歩をどうやってトラッキングするか確認するか、こういった学習を続けるための仕組みがシステムです。 例えばとっても評判のいい教材を使っていても、1週間に1回だけ使っているそれだと意味がないシステムがないシステムがないということですね。 反対に新しくもない有名でもないマテリアルを使っていても、私は毎日これだけ必ずするというシステムがちゃんとある。そういうシステムがある人の方が進歩が見えてくると私は思っています。
なので私が言いたいことは、新しい教材、アプリ、コースに飛びつく前にまず自分の状況を振り返ってみてください。 今自分が伸び悩んでいるポイントは何だろう。今伸ばしたい力は何だろう。今困っていることは何だろう。 今使っている方法や教材、何がうまくいってないんだろう。問題はアプリや教材なのか、それとも自分の使い方なのか時間や習慣の作り方なのか。 新しいものを始める前に、今ある学習のシステムを少し変えることはできないかな。見直して振り返って考えてみてください。
もしかしたら単語が覚えられないと言っている人、復習してないだけかもしれませんよ。 Ankiとかフラッシュカードを使わなくてもノートを見返すだけでも復習になりますよね。復習する日をシステムの中にルーティンの中に入れるだけで単語が覚えられるようになるかもしれません。 話せるようにならない。全然話せるようにならない。すぐに新しいオンラインコースが必要ですか。違うかもしれないよ。毎日自分の声をスマホに録音する時間を作るだけでも、新しい変化が生まれるかもしれません。 なので自分のルーティンを見直して自分の今のシステム仕組みを見直してみてください。
じゃあまとめていきましょう。今日はバンドワゴン効果という言葉を説明しました。大切なのは、みんながやってるからという理由だけで自分の学習内容を決めないこと。自分が自分の目標に沿って合っているものを自分で選んでいくということ。 他の人と違う方法を選んでも大丈夫ということ。そして一度立ち止まって自分の問題と目標を確認してみる、仕組みがまずは大切だということです。 バンドワゴン効果に惑わされないで自分の大切なものを自分にとって大切なものを選べるようになるといいですよね。はい今日はここまでです。ありがとう。 今日はBrain Friendlyシリーズでした。また次のエピソードをお楽しみに。またねー。