Season 3-128 The Immigrant Experience: Language, Culture, and Respect
みなさん、こんにちは。Japanese with Noriko、日本語のポッドキャスト。今日も動画つきでお話をしていきたいと思います。
今日はね、9月の7日ですね。日曜日の朝に話しているんですけど、イギリスはね、やっぱり結構秋っぽくて、今朝は朝から雨が降っていますね。なので、私もね、もう衣替えをしまして、夏服はしまいました。結構暖かい服を着ています。
みなさん元気ですか。季節の変わり目は風邪をひきやすいですから、風邪をひかないようにしてください。と言いつつ、私ちょっと今朝風邪気味なんです。今朝起きた時に、「あれ、なんかちょっと喉が痛いな」「乾燥しているな」と思ったし、あとは鼻水がちょっと出ますね、今日は。でも多分風邪じゃないかもしれない。はい、温かい白湯を飲みながら話をしていきたいと思います。
今日はね、ちょっと真面目なトピックですね。移民について。で、移民がいいか悪いか、移民を受け入れるべきか受け入れないべきかという話ではありません。私が今日話したいのは、ある国に引っ越しました。自分が生まれ育った国ではない国に行って、そこにはその国の言語があります。その国の言語を覚えた方がいいのか、話さなければならないのかという話をしていきます。
先日ね、Kotsu Kotsu NihongoのMizukiさんと移民のことをちょっと話しました。日本では、日本でもって言った方がいいのかな。私が住んでいるイギリスでもそうだし、日本でも最近「外国の人来てほしくない」「外国人の人が嫌だ」という雰囲気が一部の人にある。
私は日本から遠く離れてイギリスに長く住んでいますね。私も移民なんです。私も移民なんです。はい、私は移民です。だから移民の立場でも話せる。はい、今日はまあちょっとそういう真面目なテーマでお話ししていきたいと思うんですね。
まずは私の話をさせてください。私は最初にイギリスの中の北アイルランドに住んでいました。で、イギリスはビザのシステムがとっても厳しくて、私は永住権を取るまでに、永住権はもう何年も前に取りましたけど、何度も何度もビザの更新をして、夫とともに。そのたびにたくさんのお金を払ってきました。
永住権を取るときには、一定レベルの英語力を証明する必要があったので、テストをもちろん受けて合格しています。あとはLife in the UKという面白いテストがあって、これ英語で受けるイギリスについてのテストなんですね。そのためには結構勉強しなきゃいけない。ちょっと暗記っぽく勉強しましたけど、イギリスの歴史、政治のシステム、文化について英語で勉強して、試験を受けて合格しました。
それだけで、永住権をもらえるわけじゃなくて、いろいろな書類を出して、申請書を出して認められて、永住権を取っているんですね。つまり私は生活できるだけの英語はあります。自分に自信がないけど、自分の英語には自信がなくてペラペラ話せると思ってないけど、でも生活できるだけの英語力があるんですね。そして実際に私はお店に行ってパブに行って、お医者さんと話すときに英語で話します。
はい、私は外国人として、それは本当に大切だと思っています。他の国に住み始めて、その国には文化や昔からの価値観やルールがあります。その国には価値観、文化、ルールがあります。法律がちゃんとあります。その国の言語があります。それらをすべてリスペクトするために、言語は必ず学んだ方がいい、学ぶべきだと考えます。
だから私は永住権を取るときに英語のテストを受けなければいけなかった。全然抵抗はありません。当然だと思いました。
デンマークの話をします。私にはデンマークに住んでいる親戚がいますね。その親戚はペルーの家族ですね。私の夫の弟の家族です。彼らは今デンマークの永住権を取りたい。そのためにはデンマーク語の試験に合格しなければいけません。
私はデンマークに行ったことがあるんだけど、本当にデンマーク語は難しそうです。発音も初めて聞くような音がたくさんあるし、つづりも複雑で、デンマーク語の勉強をするのは大変だろうなぁと思いますね。でもこの家族は永住権を取るために、デンマーク語の勉強を今一生懸命しているわけですね。
デンマークの政府は移民をしてきた人たち、これからそのデンマーク語の試験を受ける人たちにいいシステムがあって、ちゃんとした学校があって格安でその授業を受けられる。そのようなサービスを使いながらクラスに通って、文法、語彙、リスニング、会話、ライティングも総合的に勉強してテストの準備をしています。
デンマークは小さい国ですね。しかも北欧。デンマーク、スウェーデン、ノルウェーとか、あのへんの人は英語がめっちゃ得意です、ペラペラです。例えば私のスウェーデンの家族が、私の義理の妹の旦那さんはスウェーデン人で英語はペラペラで、私ちょっとだけスウェーデン語を勉強したんだけど、本当に英語がペラペラだから「私英語で話した方が早いじゃん」だから英語でその家族とは話しますね。
多分デンマークも実際は同じで、デンマークの人は英語がペラペラなんだけれども、でもその国で暮らすならデンマーク語で暮らしてほしいという強い価値観、考え方があるわけですね。だから永住権を取るためにデンマーク語の試験に合格しなければいけないという条件を課しているわけです。私は当然だと思います。
じゃあ日本の場合はどうでしょうか。私ちょっと調べてみたら、日本語力の証明は必ずしも厳しく求められていないそうです。私びっくりしました。「推奨されている」というレベルね。必須じゃない、推奨だから。申請書の書類で、例えばJLPT N1の証明書を一緒に出すとかそういうことはできるけど、必ずしも求められていないそうなんですね。
それでいいんですか?って思ったんです。日本語ができないと生活は大変ですよね。たくさんの人、英語を勉強してるけど、英語が得意なわけじゃないし、その国の文化を知る、その社会に溶け込むためには、ある程度日本語が理解できて話せた方がいいんじゃないですか?
そう思ったら、私は日本の政府の移民に対するこの永住権を与えるルール、条件、変えた方がいいんじゃないのかなと思ったんです。最低限の日本語のテストの合格は必要、必須なんじゃないかな。もしかしたら将来的には日本の政府もそれを取り入れて変わっていくかもしれませんね。
みなさんの住んでいる国ではどうですか。移民や永住権を取る人は、その国の言語を必ず話すべきだと思いますか?もし話せなくても、生活できればOKなんでしょうか?言語を学ぶことは、その国の文化を尊重することにつながると思いますか。みなさんの考えを聞かせてください。
はい、私はLife in the UKみたいな試験も合格して、本当にイギリスについてもっともっと深く知ることができて、いいきっかけになったと思います。そして私はこれからも長くイギリスに夫と生活していきますね。仕事をしてフリーランサーという立場ですけど、ちゃんと税金を納めて、法律を守って、イギリスの文化をリスペクトしています。
私は移民としてそういう考え、リスペクトしなきゃいけない。本当にそう思っています。だから英語は必須。私はこれからも英語をもっともっと話せるようになりたいと思いますね。
みなさんはどう考えるか、意見を聞かせてください。
今日はちょっと真面目な話でした。またねー。