Season 3-129 終活 一人で死にたい: Why This Japanese Drama Made Me Rethink My Future

みなさん、こんにちは。日本語のポッドキャスト、Japanese with Noriko。 今日のみなさんへの投げかけは、みなさんはどのように死にたいですか? どのような死に方をしたいですか? そんなびっくりするような質問を投げかけてから始めたいと思います。 


今日のテーマは、終活。 終活と聞いて、就職活動?仕事を見つけること?と思ったあなた、違うんです。 終わる活動。人生の終わり方を考える活動。終活。 これね、めっちゃ面白いと思ったんですけど、最近ね、ドラマにハマってしまいました。 


この日本のドラマは、NHKのドラマで、2025年の6月に放映されて、私が住んでいるイギリスでは、アマゾンプライムで見られるんです。 そのドラマのタイトルは、一人で死にたい。一人で死にたい。 I want to die alone. なんてすごいタイトルなんですか?びっくりですよね。 でもね、タイトルと違って、内容はめっちゃコメディ。 私は本当に、わーって声に出して笑うぐらい。 しかも、私の大好きな女優さん、綾瀬はるかさんが主演のドラマですね。 


ちょっと概要をメモを見ながら話をしていきます。 一人で死にたい。これは元々、同名の漫画を原作とした日本のドラマです。 テーマは、より良く死ぬために、より良く生きる方法を探す。 もう一回。より良く死ぬために、より良く生きようというテーマなんです。 

で、前代未聞ですよね。こんなテーマのドラマ。 前代未聞の社会派終活、ヒューマンコメディ。 コメディなんです。めっちゃ笑える。 


でもね、最初のところはね、とっても考えさせられるというか、 主人公は、この綾瀬はるかさんが演じる主人公は、 40代がもうすぐ来るという30代後半の独身女性です。 良い仕事をしていて、仕事はある。キャリアはある。 最近、一人暮らし用の自分のマンションを買って、猫も飼い始めた。 趣味は、推し活。推し活っていうのも面白い。 好きなアイドルがいて、アイドルグッズを買って、推し活グッズを買って、 コンサートに行って、ずっとずっとYouTubeで推し活をしているわけです。 


だから、キャリアもあって、お金も自由に使えて、好きな趣味もあって、 だから一見、シングルライフを楽しんでいる、人生を謳歌している。 この言葉を覚えてください。謳歌。 人生を謳歌しているように見られて、本人も本当に楽しんでたんですね。 


でも、ある時、自分が昔、憧れていて、キャリアウーマンだった親戚のおばさんが孤独死するんです。 これもキーワード。孤独死。 シングルで一人で死んで、その死んだ時に誰にも発見されなかった。 死後、死んでからしばらく時間が経って、においとかで、近所の人が通報して死んでいるということがわかる。 これが孤独死なんですね。 


この主人公はショックを受けるんです。 このおばさん、あんなに憧れていて、生き生きしていて、仕事をしていて、かっこよかったのに、 死ぬ時こんなに悲しい死に方?、孤独死? 、それがきっかけで、自分の将来のことを考えるんですね。 不安を覚えるわけです。 


最初は、じゃあ婚活した方がいいのかな? 結婚の相手を探した方がいいのかなと思って、婚活を始めるんだけど、 そうじゃなかったって気づくんですね。 やっぱり結婚じゃない。 自分は一人でもいいんだけど、よりよく死ぬために何ができるか考えなきゃいけないんだと 自分の考え方を変えていくというヒューマンコメディドラマなんです。 めっちゃ面白そうでしょ。 皆さん、おすすめします。 本当に楽しいドラマだし、本当に考えさせられます。 


私はもう人生半分生きましたね。 人生100年時代、多分もっと生きるかもしれないね。 医学とかAIのテクノロジーの発展でね。 どんどん長生きする人が増えているから、 まだ死ぬことを考えていない人がたくさんいると思うんだけれども、 でも、実はすごく大切なテーマだと思います。 


どんな最後を迎えたいか。 例えば、家族に囲まれて、いい人間関係でみんなに惜しまれて死にたいのか。 孤独死みたいに一人で死んでいくのはやっぱり寂しいと思うのか。 例えば、お葬式で死んで、誰かが自分のお葬式をしてくれて、 そのお葬式に誰が来てくれるのか。 みんな自分の死を悲しんでくれているのか。 または、この人はこういう人だったねって温かく優しく語り合ってくれる場面を想像するのか。 すべてが今どのように生きていくか、これからよりよく生きていくことが、 より良く死ぬということにつながっているという考え方なんです。 


この主人公、いろいろ考えていくんですよ、本当に。 結局、この主人公は何を見つけるのかというテーマで、もちろんネタバレはしません。 ぜひ皆さん、見られるなら、一人で死にたいというドラマを見てみてください。 漫画も面白そうですね。 


私はどうしたいかな。まだわかりません。私の中で答えは見つかっていません。 あともう一つちょっと考えさせられた、これはドラマの前半の方のトピックだけど、 今まで、終活、あと孤独死というキーワードがありました。 あと、介護。介護の問題もちょっと取り上げられます。 


例えば日本では、日本の話ね。 両親、親の、年老いた親の介護、面倒を見るのは、女性の家族のメンバーが多い。 この主人公、ドラマの主人公の家族構成は、お父さん、お母さん。 主人公は40代手前で一人暮らし。 弟がいます。弟も家を出て結婚していて、奥さん、お嫁さんと子供がいるわけですね。 


普通、今の日本のことを考えると、「普通」という言い方よくなかった、ごめん、今の日本の現状を考えると、年老いた両親の面倒を見るのは、だいたい娘、女の人。 介護の問題もものすごく投げかけられるんですね。 これも大きな問題です。 


私は年老いている両親がいるけど、今イギリスに住んでいますね。 今後どうするのか。 私は日本に帰るつもりはない。帰る予定がない。 けれども、ちょっと考えさせられるテーマでもありますね。 介護。 実際にその介護のことは、自分自身にも返ってくる問題ですね。 


自分が、私が年老いたときに、一人で生きていけるのか。 老人ホームみたいな、そういうところに入って、誰かの力を借りて、お世話をされながら生きていかなきゃいけないのか。 本当に、どうやって老後を迎え、どのように生きて、どのように死ぬのか。 


若い皆さんは、このポッドキャストを聞いている人は20代も多いので、 20代の人はまだまだそんなこと考えないでしょう。大丈夫です。 考えなくていいと思うけど、私ぐらいになると、本当に考えさせられるテーマですね。 


なので、もう一度、この部分、ドラマの説明ね。 より良く死ぬために、より良く生きる方法を探す。 模索する。というテーマ。 考えてみてもいいかなと思います。 皆さん、ちょっとドラマ見たくなったでしょう。 一人で死にたい。 終活コメディ。 キーワードがたくさん出てきました。 今日はここまでです。

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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