Season 3-5 作文「悪いコミュニケーションとは?」
みなさん。Japanese with Norikoののりこです。
今日は作文を紹介していきます。今年の2023年4月と5月に春のライティングチャレンジ、有料チャレンジをしました。その中で、「悪いコミュニケーションとはなんですか?」、「どんなコミュニケーションが悪いコミュニケーションだと思いますか?」というトピックで参加者の皆さんに作文を書いてもらったんですね。その参加してくれたメンバーの中から四つの作文を今日は紹介したいと思います。いずれもその方達に許可をもらっています。
はい。「悪いコミュニケーション」。「悪いコミュニケーション」。まずは、台湾在住の方の作文を読みます。ちなみに、今日読む作文四つは、最終バージョンで、私が添削してフィードバックをあげた後のファイナルバージョンです。はい。では、まず、台湾在住の方の作文。
多くの人がコミュニケーションがうまくできないのは、自分のことだけではなく相手のこともよく知らないし、一方的に自分が正しいと思い込んでいるためです。自分の立場だけに立って話しているので、もちろん、相手は何も聞きたくなくなります。その結果、話している人は、逆に、相手も自分の話を聞いてくれないと思うようになります。だから、良いコミュニケーションとは、相手の意見を先に聞いた上で、自分の考えをよく伝えることです。こうすることで、お互いの意図がもっとよく理解できるようになります。(台湾在住)
はい、とても上手にまとめてある作文ですね。もう一つは、マレーシア在住の方の作文です。
人との繋がりに求めるものは人それぞれですが、コミュニケーションを悪化させる2つの例をシェアしたいと思います。
一つ目「ながら作業の会話」
彼女「ね、ね、昨日、私、高校の友達に道でバッタリ・・・彼女は・・・。」
スマホの画面をいじっている彼氏「あ、そう。それで・・・。」
もし相手に興味がなく、会話から抜けたいなら、抜けてもいいですが、半分参加と言うのはどうかなと思います。
2つ目「人に吐き出す会話」
ワクワクして久々に友達に会いに行ったら、友達から「仕事が超忙しい、夫は何一つ役立たず、娘が反抗期で・・・・」と文句を聞かされ、かえって暗い気持ちで帰宅・・・。
相手にネガティブなことを吐き出すだけの人は、相手の話に聞く耳も持たないだろうと思います。(マレーシア在住)
はい。この方の作文はとってもユニークで、ちょっと会話を入れてくれたので、そのシチュエーションが想像しやすいですね。一つは、ながら会話。こんな人いますよね。「私の話を聞いてくれてないじゃん」と思わず突っ込みたくなります。そして、ネガティブに吐き出す会話、「そんなネガティブな話、聞きたくないよ」と思っちゃいますね。はい。
そして、次の二つの作文は二人ともカナダ在住の方です。では、カナダ在住の方の一つ目の作文。
コミュニケーションは大切で面白いテーマで、特に言語を学ぶ人にとって重要です。今回は「ライティングチャレンジ」ということで、文字によるコミュニケーション、筆談について書きます。筆談では誤解が生じやすいため、効果的なコミュニケーションが必要です。書き方が悪いと、混乱を招くことがあります。文章で伝えたいことを相手にきちんと伝えたいなら、気をつけてゆっくりと書くようにしましょう。コミュニケーションが主に筆談になっている今、効果的なコミュニケーション能力を身につける必要があります。(カナダ在住)
はい、そしてもう一人のカナダの方も同じようなことを書いてくれたんですね。でもちょっと書き方が違います。それでは、最後の作文。
人間関係は複雑なものだと思います。特に最近の社会では、人々が現実的なやりとりをあまりしていないと感じています。色々な人はメールやテキストメッセージの方が好きで、実際に会うことが少なくなっています。恐らくコロナの影響もあって、この傾向はますます深刻になっています。正直、私もテキストの方が簡単なので好きです。でも、メールなどにはニュアンスもないし、表情も見えないし、時々誤解が生じることがあります。そのため、コミュニケーションを円滑に行うためには、できるだけ実際に会って話すことが大切だと思います。(カナダ在住)
はい。この最後の二つの作文はテキストメッセージ、テキストメッセージ、メール、筆談でのやり取りについて書いてくれました。今の私たちは実はこういうテキストメッセージのほうが楽で好きです。簡単です。でも、だからこそ、言葉が短い、短い文だからこそ悪いコミュニケーションが生じやすい。誤解を招きやすいってこと本当によくあると思うんですね。これは気をつけたほうがいい。なので、時には電話をかけて、時にはスカイプで直接顔を見て、またはカフェで実際に会って、誤解を生じるのを避ける。または、誤解が生じた後に、誤解をお互いに解くために、直接会って話すって言うことはすごく大切なんじゃないかなと私思います。
はい。私もね、本当にテクストメッセージのやり取り、ツイッターでのメッセージとか、インスタグラムのメッセージとかで、あれ、私が伝えたこととちょっと相手の反応が違う、とか、これお互い様ですね。はい。これは本当にテキスト、文字の筆談だからだと思いますね。これ本当によくある、みなさん気をつけてほしいなっと思います。
はい、それでは今日は春にあったライチングチャレンジの中の一つのトピック、「悪いコミュニケーションとはどう思いますか」っということで、四人の方の素晴らしい作文を紹介してみました。はい、それではみなさんも、改めて考えてみてください。良いコミュニケーションとは、悪いコミュニケーションとは。はい、それではまたね。